涼風清談
和寒町は、北海道の中央よりやや北部に位置し、名寄盆地の最南端、塩狩峠の麓に広がり、東西に23.6km、南北に17.7km、面積225.11平方kmを有する緑豊かな町です。
基幹産業である農業では、水稲を主要作物に作付面積・収穫量ともに全国トップクラスを誇る南瓜や、雪の下で保存することによっておいしさを増した和寒の越冬キャベツが全国に広く知られています。
また、小説「塩狩峠」の作者である作家・三浦綾子さんの旧宅を復元した「塩狩峠記念館」では、昭和30年代に執筆活動をされていた生活空間を再現しており、国内外から多くの方々が訪れているほか、毎年9月に開催される「全日本玉入れ選手権」では全国各地から選手が集結し、独自のルールにより100個のボールをバスケットに入れるタイムを競う競技で熱戦が繰り広げられています。
さて、本町の人口は令和6年3月末現在で2,860人1,484世帯、国民健康保険の加入者は844人496世帯となっております。加入率は被保険者数で29.5%、世帯数で33.4%となっており、65歳以上の加入者数は364人と加入者全体の43.1%を占めている状況です。
このような中、当町では令和3年度に「第6次和寒町総合計画」を策定し「住んでいて良かった、住み続けたい」と思えるまちを目指すとともに、町民一人ひとりの健康づくりの意識高揚を図りながら、保健事業のさらなる充実、町立診療所における安心して利用できる医療サービスの提供に取り組んでいます。
なお、本町では、昭和26年に開設した町立病院(30床)を令和3年4月から無床の町立診療所に再編しておりますが、詳しい経過などは「北海道の国保」令和4年1月号に掲載されております。
当町の課題としては、令和5年度に策定した「第3期保健事業実施計画(データヘルス計画)・第4期特定健康診査等実施計画」において、特に高血圧、糖尿病からつながる疾患(脳血管疾患・虚血性心疾患・腎不全)が多い状況にあることから、医療機関への受診勧奨や保健指導を進めていくことに加え、生活習慣病の重症化による医療費や介護費用等の実態を広く町民へ周知することで特定健診における血糖、血圧、脂質の検査結果の改善を目指しています。
さらに、特定健診、特定保健指導の実施率の向上を目指し、健康診査の受診費用の一部助成や健康診査を継続して受診していただいている方に対して、健康グッズを贈呈する「わっさむ健康づくり応援事業」を実施し、病症の早期発見につながるよう努めているところです。
また、本町の特別養護老人ホームと老人デイサービスセンターは、経年による老朽化が進んできていることから、建て替えを検討してきましたが、今後の人口減少を
見据え、高齢者はもとより障がいのある方や子どもたちなど、多様なニーズに対応し得る機能とともに、本町の社会資源を有効に活用できる複合的な機能も併せた計画が必要と判断し、令和5年度に「町民サミット」や「ふくしのまちづくりラボ」を開催するなど、様々な分野の方々からいただいた意見やアイデアを取り入れた「ふくしのまちづくり基本構想」を策定いたしました。
今後は、町民の方々や事業者との連携・協力のもと、令和9年度の民設民営による新施設竣工と構想の実現に向けて、誰もが住み続けられるふくしのまちづくりに取り組んでまいります。
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