涼風清談

留寿都村は、後志管内の羊蹄山麓地域の南部に位置する高原地帯、豪雪地帯であり、緑あふれる自然に恵まれたまちです。
主産業は、農業、畜産業及び観光業であり、農業は、大根の生産量が全国トップクラスであるほか、ようてい農協が平成31年3月に開設した大根選果場は、羊蹄山麓地域の大根の選果を一手に引き受けており、主に関東に向けて出荷されています。そのほか、馬鈴しょ、長芋、人参等の根菜類がメインに生産されており、全国で高い評価を受けています。畜産業は、養豚業において「るすつ高原豚」や「るすつ羊蹄ぶた」がブランド化されています。観光業は、大きな観光施設としてルスツリゾートがあり、夏は、ゴルフ場、遊園地、冬はスキー場など一年を通して様々なアクティビティが用意されており、国内外から多くの観光客が訪れています。
令和6年6月末現在の人口は1,882人であり、そのうち外国人は246人、全人口の約13.1%を占めています。冬季の観光シーズンには人口が100人以上増加(多くが外国人)し、季節による人口の増減が多いのは羊蹄山麓地域の特徴ともいえます。このうち、国民健康保険加入者は486人(239世帯)であり、人口の25.8%を占めています。高齢化率は25.9%であり、小規模町村の高齢化率としてはかなり低い率でありますが、観光業の従業員が多いことが要因となっています。
本村においては、「暮らしを楽しむ村 留寿都」を村づくりのテーマとして、住民や村を訪れる方々が豊かさと楽しさを実感できるような取組を進めているところであります。暮らしを楽しむためには、何より心身の健康が重要であり、乳幼児からご高齢の方までが健康になる各種保健福祉事業を展開しています。
令和5年度には、第3期データヘルス計画作成と合わせて、特定健康診査受診率向上に係る取組を行い、データ分析やナッジ理論を取り入れた受診勧奨を行うほか、受診申込み手続の簡素化と若年の受診者の確保等を目的として、LINEを活用することで、受診率は上昇傾向にありますが、コロナ禍前までは改善していないことから、引続き取組を進めていきたいと考えています。
本村は、医療費は比較的低いものの、平成30年度と令和4年度を比較すると糖尿病や脳梗塞の医療費が増加傾向にあり、特に脳梗塞に係る割合が国や北海道よりも高くなっています。後期高齢者においても高血圧症、糖尿病及び脂質異常症といった所見のある方の割合が多く、若年世代から生活習慣病の予防と改善に向けた取組が重要になることから、食生活や運動と併せて生活習慣の改善に向けた保健指導、啓発活動等の保健事業の展開が重要になると考えています。
また、令和6年度からは、国民健康保険被保険者の被保険者の特定健康診査及びがん検診に係る自己負担について、国民健康保険基金を財源として無料とするほか、若年世代からの健康意識に対する動機づけを目的として、人間ドック事業の対象年齢を35歳以上から30歳以上として5歳引き下げ、早期発見、発症予防及び早期治療に係る取組を進めるものであります。
さらに、羊蹄山麓7か町村では、地域のヘルスケアの推進を図ることを目的に「羊蹄山麓健康づくり協議会」を設置し、持続可能な健康づくりに関する情報交換や連携により、地域住民の健康増進に係る取組を推進しており、近隣町村との連携は、本村の保健事業推進の力となっています。
「暮らしを楽しむ」ことは、生きる喜びとなります。地域住民の皆様が豊かさと楽しさを実感し、健康で生き生きとした生活を送ることができるよう、今後もまちづくりを進めてまいります。

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