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わがまちと国保


デジタル技術を活用し、「スマートタウン」の実現を目指す

上士幌町の状況

 上士幌町は、十勝地方の北部、国立公園である大雪山国立公園の東側に位置し、町内の約76%が森林地帯と自然豊かな町です。
 産業は、大自然の恩恵を受けた農業、酪農などの第一次産業と源泉かけ流し温泉である「ぬかびら源泉郷」や、日本一広い公共育成牧場の「ナイタイ高原牧場」、北海道遺産「旧国鉄士幌線コンクリートアーチ橋梁群」などの観光業も盛んです。
 令和6年7月末の高齢者人口は1,626人で高齢化率は33.9%、認定率は18.6%です。身寄りのいない方、8050問題など複数の問題を抱える世帯が増えてきており、関係機関と連携を図りながら対応しています。

ICTを活用した介護予防の取り組み

 本町はデジタル技術を活用することで、生活の快適性を向上させる「スマートタウンの実現」を目指しており、実現に向けた取り組みの一つとして、頭と体を同時に動かすe-Sportsを活用した、高齢者の介護予防や認知症予防の取り組みを検討してきました。そして本町の介護予防の新たなプログラムとして実施出来るメニューの検討を進め、「高齢者eスポーツ」を2023年4月よりスタートしました。
 プログラムの内容は、リズムゲームと、音楽健康指導士による座ったままでも出来る体操を組み合わせた1時間程度のプログラムとなっており、毎週水曜日の午前中に1クラス12名の定員で2クラス開催しています。
 リズムゲームについては、参加者の皆さんからは「孫がやっているのは見たことある」との声が多く、目にしたことはあっても、実際に触ったことが無い方ばかりです。ただ、直感的で入り込みやすく、初めて参加される方でも楽しめており、高得点を出して参加者同士で喜び合ったり、上手く行かず悔しい気持ちになったりと、一喜一憂しながら取り組まれています。
 参加については、通年の利用ではなく、3か月を1クールとして、参加者をその都度募る形としたことで、新規の利用希望者が、待機期間を持たずに利用開始出来ています。また「外出機会が無いから冬の間だけ参加したい」「夏は家庭菜園で忙しいから落ち着いたら参加したい」などそれぞれの生活に合った形での参加にも結び付いています。
 新規参加者、継続希望者共に少しずつですが増えてきています。今後も周知等を行いながら、介護予防の取り組みとして定着するよう、進めていきたいと考えています。

高齢者等の移動手段の確保

 高齢者や障がいのある方の外出支援として、「高齢者等福祉バス(運賃無料)」の運行を行い、市街地の買い物や通院、サークル活動などへの支援を図っています。高齢者等福祉バスについては、特に農村地区の利用者数が減少していたことから、新たな路線や運行方法の検討をするにあたり、令和2年度からICTを活用した予約運行の実証実験を始め、令和4年度からは農村部3路線を全て予約制へ本格移行しました。希望し登録をされた65歳以上の高齢者・障がい者等へ予約用タブレットの貸出を行うほか、市街地の主要施設5か所にタブレット端末を設置し、帰りのバス予約を柔軟に行うことができるよう配慮しています。予約画面については、色弱の方でも見やすい色使い、文字間のスペースやフォントの工夫など、高齢者の身体的、認知的特性を踏まえたユニバーサルデザインを活用しており、利用についても当日の乗車時間30分前まで予約可能とするなど、高齢者の使いやすさにこだわった設計としています。
 令和5年度には延べ585回の利用があり、中にはタブレットの操作に支援が必要な高齢者もいたことから、引き続き利用者の状況に応じた丁寧な支援を図っていく必要があります。
 高齢者が、歩いたり、路線バスに乗るなど、能動的な移動手段を選ぶことが社会的な自立生活の推進、さらには介護予防にもつながる可能性があります。今後、高齢者が交通手段を利用し外出する機会や環境を地域社会に増やしていくことが、より一層重要になると考えられます。

多職種連携情報共有システムの導入

 多職種連携は、在宅で医療や介護などを必要とする方を支援する上で必要な機能であり、多職種によるチームとしての支援において、リアルタイムで正確な情報共有が必要であることから、連携ツールの導入を行っています。
 多職種連携情報共有システム(バイタルリンク)導入以前の関係機関との情報連携についてですが、在宅で過ごす方の状況変化や連絡事項といった情報共有については、担当するケアマネジャーが中心となり、各関係機関への電話やメール、紙媒体等による連絡が主となっていました。
 個別の電話連絡や紙媒体でのやりとりでは情報の伝達・共有に時間を要することから、効率化を図るため、ICTツール活用の検討を開始し、多職種間での情報共有と連絡手段として、2021年よりバイタルリンクの導入を開始しました。
 このシステムは、利用者に応じて、関わる職種がひとつのツールでつながり、日常の気づきやメモ、連絡や報告をチャット形式でそれぞれが書きこむことにより、情報共有できるツールとなっています。そして訪問先などで話し合ったことや感じたことを、その場で書き込みができるよう、各事業所にタブレット端末を貸出しています。
 バイタルリンク運用から1年が経過したところで、研修会を開催し、意見交換などを行いました。情報共有や連携に効果があると感じている関係者がいる一方で、システム操作が習慣化されず情報共有が図れていない状況も見受けられました。
 その後も、研修会による意見交換などを重ねながら、書き込むことの意識付けを行い、徐々にですが、些細な気づきや感じたことの書き込みが増えてきており、ツールを使用する事への抵抗感などは薄れてきたように感じています。今後も連携ツールが浸透し、チーム支援や情報共有が円滑に進んでいけるよう取り組みを進めていきます。

被保険者数
 令和5年3月末現在の国保被保険者数は、1,259人、705世帯で、令和2年度から令和4年度にかけて減少傾向となっております。
 また、人口に占める国保加入割合については、令和4年度で25.75%となっており、令和2年度から令和4年度にかけて減少傾向となっております。

医療費
 1人当たり医療費は、令和2年度実績で約36万円となっており、令和2年度から令和4年度にかけて増加傾向となっております。

 

お問い合わせ

総務部事業振興課

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