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会の動き

国民健康保険事務研究会
(9月5日開催)

国保の状況や自治体の課題について講演

 国民健康保険事務研究会が9月5日、国保会館で開かれ、厚生労働省保険局国民健康保険課長の唐木啓介氏が「国民健康保険制度を巡る諸課題について」、北海道大学公共政策大学院教授の今井太志氏が「自治体が直面する課題の基本構造を考える~自治体にかけられた呪いのお祓い?~」と題し講演した。

 唐木氏はまず、2040年に向けた社会経済の変化と対応に触れ、団塊世代ジュニア世代が高齢者になり、高齢者人口がピークを迎えると同時に労働の担い手である生産人口の急減が見込まれることから、今後の社会保障の在り方が、いままでの若者が高齢者を支える時代から、全世代で社会保障を構築する時代であると述べた。
 また、マイナンバーカードと健康保険証の一体化に伴い、現行の健康保険証が廃止になる施行期日が令和6年12月2日となっており、国民が不安に思っている点について、発行済みの保険証は改正法施行後も1年間有効であることや、マイナンバーカードを取得していない方については「資格確認書」を交付することの周知広報を深めていきたいなど、国保の諸課題について話された。
 最後に、国保制度については、被保険者数が減少し、加入している人の所得状況が悪化するなど、課題の部分が変化しつつある。制度の中で対応しなければならない課題であるが、現場のみなさまの創意工夫や頑張りをしっかりと投影されるような制度とすることが必要である。子ども子育て支援法や医療DXなども様々な課題があるため、みなさまの意見を聞きながら進めていくことによって未来の医療保険制度がよくなっていくと思うと述べた。
 今井氏は、自治体が直面する課題の基本構造を考えると題して、「人口減少問題」・「地方財政」・「地方創生」について、自治体職員として、あたり前に思っていることが、むしろ政策遂行を妨げていないかとして講演を行った。
 「人口減少問題」については、基本的な解決策は一つで、皆が子供をたくさん産むしかないのだが、それは誰も強制できないことであり、若者の未婚率や晩婚化が進む中、子育てにかかる金銭面を助成しても出産率は下がり続けている。このことから人口減少はただの事象であり、課題は担い手不足である。この担い手不足を解消するためには人材育成と女性活躍が重要なポイントになると述べた。
 また、「地方創生」については、地域を活性化することが重要であり、最近の地域活性化は地域の稼ぎを増やすことが目的となってきている。地域の稼ぎは外貨を得て、地域で使うことが地域内循環につながることから、外貨を稼ぐポイントはエネルギー産業なので、地域で太陽光、風力、水力、バイオマス資源等でエネルギーを作り、化石燃料に変わるエネルギー源とすることで、地域にお金が残り地域活性化につながると述べた。
※ 外貨:外の人が地域に来てお金を使うこと。

 

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総務部事業振興課

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