レオおばさんはレオナルド228
コーディネーショントレーニング
ボールを使った運動
福岡永告子 FUKUOKA Etsuko(文) 伊藤優香 ITO Yuka(モデル)
幼児期・児童期から始めるコーディネーショントレーニング
コーディネーションとは、1970年代に旧東ドイツで生まれた、アスリートの運動能力向上のための理論です。コーディネーション(coordination)は、日本語にすると「調整」「一致」といった意味になります。コーディネーショントレーニングは、筋肉を鍛える筋トレとは違い、体の動きや力の加減を調整する「運動神経」を鍛えるトレーニングです。
子どもの神経系の発達は、生まれてから4〜5歳までの成長が著しく、成人の約80%がこの時期までに完成します。12歳ごろまでにはほぼ100%成長するため、神経系が成長途中である子どものうちにコーディネーショントレーニングをすることがより有効だと考えられています。
7つのコーディネーション能力を高めるトレーニング
何かの動作や運動をするときは、7つのうちのいくつかの力がお互いに連動して、体を自分の思ったとおりに動かしています。
・反応能力=合図にすばやく、正確に対応する能力
・連結能力=関節や筋肉の動きをつなげ、スムーズに動かす能力
・識別(分化)能力=手や足、用具を意のままに操作する能力
・リズム能力=タイミングを計ったり、動きをまねしたり、イメージを表現する能力
・バランス能力=必要な体勢を保つ能力
体勢が崩れたときに、立て直すことができる力であり、不安定な物の上や空中で体勢を保ち、動ける力です。
・変換能力=状況に合わせてすばやく動作を切り替える能力
急な変化に対して、適切な動きをとれる力です。状況判断、身体操作、定位能力、反応能力などが複合的に関わっています。
ボールを使ってバランス能力・変換能力向上を目指す
7つのコーディネーション能力すべてをアップさせる運動として、キャッチボールが挙げられています。野球のボールに限らず、ドッジボールやビニールボールなど、いろいろな大きさや固さのボールを使うことで、効果や面白さに変化が出ます。
今回ご紹介するボールを使ったプログラムは「ゆらぎの中で重心を探し、動きの中で体を調整する対応力をつける」ことを目的としています。基本の筋肉である足腰や体幹も鍛えられます。コーディネーショントレーニングでは子ども自身が「楽しい」と感じることが最も大切な要素になります。幼児期・児童期は神経系が向上するとても大事な時期です。この時期の運動経験が将来的な運動能力にも繋がっていきます。コーディネーショントレーニングを楽しんでください。






今月のフィットネストーク
冬の室温は18度以上に!
冬の室温は18度以上がWHO(世界保健機関)で推奨されています。欧米諸国では家全体を暖める暖房が主流だったのに対し、日本はこたつや火鉢といった部分的に暖める採暖という方式をとっていたので日本の家は欧米に比べて寒いと言われています。実際に厚生労働省からでている2019年の調査でも、日本の家の平均室温は、居間16.8℃、脱衣所13.0℃、寝室12.8℃と、18℃には満たない結果だったようです。
株式会社ウェザーニューズが発表した「全国部屋の温度調査」では最も部屋が暖かいのは北海道で、平均21.55℃。家屋の暖房設備や断熱がしっかりしているためだと思われているようです。レッスンする施設の暖房が修理のため使えない期間が10月の末に約2週間ありました。夜のヨガのクラスで、参加者の皆さんと「やっぱり寒い。部屋の温度は?」と温度計をみると18℃でした。翌々日の夜のヨガの時、「今日は朝から陽がでていたからなのか、寒くないね」と、室温は20℃でした。この2℃の暖かさの違いを、身をもって体験しました。これをきっかけに暖房が入るようになってからも室温を20℃にキープしていますが、エアロビクス系のレッスンになると参加者の熱気で、室温までも一気にあがります。皆さんの顔も高揚し、汗でキラキラしてきます。
運動って体も心も室温までもホットにすることができるのですね。寒くなる冬こそ室温にも注意しながら運動を楽しんでいきましょう!
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総務部事業振興課



