新春随想

新年明けましておめでとうございます。皆様におかれましては、希望に満ちた新年をお迎えのことと心からお慶び申し上げます。
三笠市は、札幌市から52㎞、千歳市から68㎞に位置し、北・東・南の三方が山に囲まれたまちであり、まちの東側には1,000mを超える幾春別岳などの高い山々が重なり合い、自然豊かで肥沃な大地を形成しています。
当市の歴史を振り返りますと、明治元年に幌内で炭層の露出面が発見され、明治12年に幌内炭鉱が開抗、明治15年に北海道開拓を目的として空知集治監が設置され、幌内炭鉱から石炭を輸送するための鉄道が北海道で最初に開通しました。明治19年には幾春別炭鉱が開鉱し、炭鉱町として栄えてきましたが、国のエネルギー政策の転換により平成元年に最後の炭鉱が閉山し、基幹産業を失いました。新たな産業の創出を図るため、当市では4つの大きなプロジェクトを推進しています。1つ目は、炭鉱が生み出した歴史と文化、三笠の自然を活かした三笠ジオパークを推進し、交流人口を増加させること、2つ目は、イオン
農場との連携による農業活性化と農家や農業法人の安定運営、3つ目は、石炭地下ガス化による水素利活用製造実証事業、4つ目は、公立では道内唯一の食物調理科単科校として市立高校である北海道三笠高校の安定運営による、食による地域のブランド化を行っています。これら4つの事業は「教育・観光」という視点で相互に循環した効果を生み出しており、今後の新産業創造に向けた動きを見せ始めつつあります。また、三笠高校を核とした食によるまちづくりにも取り組んでおり、食による地域活性化、健康増進にも取り組むため、令和4年に食のまちづくり条例が制定されました。特徴的なものとしては、三笠高校生レストランがあり、高校生が仕入れから、調理及び接客を行っており、地域を活性化する大きな存在となっています。
さて、当市の人口は令和6年10月末現在で7,314人、世帯数は4,412世帯です。このうち国民健康保険の被保険者数は1,422人で、世帯数は1,047世帯、加入率は19.4%となっています。国民健康保険加入者のうち前期高齢者が774人で、全体の54.4%を占めており、被保険者の減少及び高齢化が進んでおります。一人あたりの医療費は年々増加傾向にあり、国保事業の安定的な運営のため医療費の適正化に向けた取組が重要となります。
このため、特定健診の無償化や各種がん検診、人間ドックへの費用助成を行い疾病の予防、早期発見による医療費の抑制に努めております。令和2年度からは国保連合会による特定健診受診率向上支援等共同事業に参加し、特定健診未受診者対策事業、生活習慣病重症化予防事業等を実施し特定健診の受診率向上、生活習慣病の未治療・重症化による医療費の増加抑制や医療費の適正化に取り組んでおります。
また、国保のみではなく後期高齢者医療と、介護分野との一体的な保健事業の実施に取り組み、国保から後期への切れ目のない保健事業の実施による疾病予防・重症化予防対策、介護予防に取り組んでおります。今後も住民の健康意識の向上に努め、住民が健康な生活を送れるよう効果的な保健事業を推進してまいります。
結びとなりますが、新しい年が皆様にとって健康で希望に満ちた1年となりますことを心から祈念申し上げ、新年のごあいさつといたします。
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