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新春随想

 新年あけましておめでとうございます。皆様におかれましては、輝かしく希望に満ちた新春を迎えられたことと心からお慶び申し上げます。
 稚内市は日本の最北に位置し、宗谷海峡を隔てたわずか43kmの距離にロシア連邦・サハリン州(旧・樺太)を望む「国境のまち」です。また、国立公園に指定され50周年を迎えた美しい北方景観が自慢の「利尻礼文サロベツ国立公園」を擁し、稚内港からは利尻・礼文両島へ定期フェリーが運航されているほか、羽田・新千歳空港とは空の便で結ばれ、国内外から多くの観光客の皆様にお越しいただいています。本市の主な産業は「漁業」「酪農」「観光」で、広大な行政面積を持つ、宗谷地方の中核都市です。この豊かな自然が育んだ海産物や農畜産物を「稚内ブランド」として認定し、「食」のブランド化を推進することでその魅力を高め、地域経済や産業の活性化を図っています。また、この豊かな環境を守り次の世代へと引き継いでいくため全国に先駆けて、再生可能エネルギーの導入に取り組んでいます。日本屈指の好風況やなだらかな地形などから全国でも有数の風力発電の適地となっており、市内で稼働している風力発電の発電量は市内電力需要量を大きく超えています。
 また、本市は二酸化炭素の排出量の実質ゼロを目指すゼロカーボンシティを宣言しており、現在、建設中の新庁舎はその象徴とも位置付けております。新庁舎は「環境都市わっかない」のシンボルとなるZEB庁舎(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)となっているほか、市⺠が親しみ、気軽に訪れて集える拠点とし、また、緊急時は周囲の公共・公益機能等と連携しながら迅速に対応できる災害対策拠点としての機能を備え、本年初秋の供用開始を目指しています。
 さて、本市の国民健康保険の状況は、令和6年11月末現在で被保険者数は5,670人で加入率は18.6%となっています。また、道内の多くの自治体で直面している課題でありますが、少子高齢化の進行に伴い、高齢化率は34.3%(令和4年度末)で国や北海道の高齢化率を上回っている状況です。
 昨年策定した第3期国民健康保険データヘルス計画において生活習慣病対象者のうち高血圧を有している割合が80.6%と高く、こうした健康課題にあたっては生活習慣病予防や重症化を未然に防ぐため、特定健診が重要であると捉えています。また、高齢者の特性や状況に対応した切れ目のない支援を行うとともに、生活機能の低下を防止するため「高齢者の保健事業と介護予防の一体的実施」を開始したところです。国民健康保険制度は、今後も被保険者の高齢化や医療技術の高度化等に伴い医療費の増加傾向が続くと予想されるため、財政運営の安定化をはじめ、効果的・効率的な保健事業の実施や地域医療提供体制の堅持などの様々な取組を展開し、市民一人ひとりがまちへの愛着と誇りをもって、いきいきと活躍し、安心して暮らし続けるまちづくりを目指します。
 結びとなりますが本年は巳年であり、「巳」は昔から豊穣や金運を司る神様であり神聖な生き物として認識されています。皆さまにおかれましても、今までの自分から脱皮し新しい自分に生まれ変わる、そのような可能性を信じ、健康で笑顔あふれる1年となりますよう心からお祈り申し上げ、新年のあいさつといたします。

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総務部事業振興課

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