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北海道の国保 令和7年(2025年)2月号

ー 時 流 ー

2035年問題

小樽商科大学 商学部企業法学科教授 片桐由喜

 
 『北海道のこくほ』読者諸氏なら、2025年問題とは何かをすでにご存じであろう。2025年の今年、約800万人いる全ての団塊の世代(1947~1949年生まれ)が75歳以上となり、その結果、彼らを含む後期高齢者は国民の2割を占める。これで世の中うまく回れば、問題はなく、むしろ喜ばしい長寿社会、ニッポンである。

 しかし、現在、どのメディアも声高に報道するように、高齢者の医療や介護の需要が増える一方で、それに応えるだけのサービスが足りない。とりわけ、マンパワー不足が深刻で、これが2025年問題の代表格である。

 一方、大学の世界ではその10年先である2035年に大きな問題を抱えている。周知のとおり、少子高齢化は進行が止まらない。2035年には2023年比で18歳人口が全国で約13万人、北海道では7,820人減少すると予想されている。今年、北海道の18歳成人人口は41,500人なので、減少数はこの2割弱に相当する。大学進学率は年々、上昇しているが、それでも、絶対数の減少に追いつかず、2035年以降、定員割れの大学が増え、大学の統合、閉鎖が取りざたされているし、そもそも既に始まっている。

 では、これの何が問題なのか? 第1に受験者が定員を下回ることにより生じる質の低下である。第2に第1の問題を避けるために入学定員を減らすと大学の教職員定員も減らさざるを得ず、彼ら(もちろん私を含む)の労働条件の引下げや人員抑制などである。第3に大学の消失が与える所在地域への経済的ダメージである。

 所管官庁の文科省はみずからの存在意義をかけて、問題を検討し、解決策を論じている。いろいろ言う中に18歳人口を埋める代替人員として留学生と社会人を掲げる。しかし、聞くところによると、最近のアジアの留学生は東大でなければアメリカの大学へ行くらしい。かつて、多くの留学生を送り出していたアジア諸国の若者は今、日本を勉強する場所として選んでいない。

 社会人を大学へ呼び込む仕組みについては、近年、リカレント教育、リスキリング教育(以下、リカレント教育等)が提唱されている。これらは、仕事で求められる新しい知識、技術を提供し、学修者の能力を伸ばし、彼らのキャリアのステップアップに資する教育である。ところで、従来型の社会人教育にカルチャーセンター等で提供されてきた生涯学習がある。「紫式部を読む」、あるいは、「大人のピアノ教室」のたぐいである。これらは職務直結型教育というよりは、教養を深め、人生を豊かにするためのものであり、リカレント教育等などとは区別される。

 諸外国ではかなり活発な上記リカレント教育等であるが、日本ではなかなか普及しない。その理由の主たるものはこれら教育を受けたとしても職場内での処遇に結びつかないこと、長時間労働、長時間通勤ゆえに学ぶ時間がないこと、さらにはキャリアアップに資すると考える教育プログラムがまだ十分に開発されていないことがある。

 老いも若きも、どこを向いても問題山積である。もっとも、問題のない世の中になってしまうと私たちの脳が退化するから、こうした試練が人類の成長のために常に与えられているのかもしれない、と思う年初である。
 

ー わがまちと国保 ー

統一保険料(税)率への歩み

むかわ町国保の状況

 むかわ町は、平成18年の合併により誕生しました。道央圏の南方、胆振総合振興局管内の東端に位置し、南部は太平洋に面し、北部の三方は日高山脈系の山々に囲まれ、その山々に源を発する長さ135キロメートルの清流、一級河川「鵡川」が南北を縦走し、森林・川・海に囲まれ、豊かで多彩な自然環境に恵まれた農業を基幹産業とする人口約7,200人の町です。現在、平成30年の震災からの復興・創生にあたり、穂別、鵡川両地区の「まちなか再生プロジェクト」に取り組んでいます。
 さて、国保の加入率は令和5年度末で約1,970人と人口に対し約27パーセントとなっており、その多くは無職や年金所得者であり、被保険者数も年々減少傾向にあります。
 また、国保加入者の医療の状況を見ますと1人当たり医療費のうち、入院費用は国の値を上回り、外来費用は下回っています。これは医療費が高額となる「新生物」、「心疾患」による受診が多く、また自覚症状が出てから受診するため入院加療につながりやすい傾向が見受けられます。医療費の適正化を推進するため、特定健診の受診勧奨や特定保健指導については、両地区の実情に合わせ実施時期を閑散期に設定するなど、受診率の向上に努めています。

税率等改正の経過

 平成30年度から都道府県単位化など新たな国保制度がスタートし、むかわ町でも課税限度額の引き上げや所得割、資産割の改正を行っています。
 当時、現行の課税限度額(77万円)と国基準(93万円)に大きな差があることから、被保険者の急激な負担増とならないように激変緩和措置により3年程度で国基準に近づけることとしました。
 併せて、標準保険料率は3方式が使用されることから、4方式を採用している本町では、被保険者数規模、所得階層の分布、産業構造等を勘案し、令和2年度から資産割を廃止することとして、町国保運営協議会へ諮問しました。段階的に所得割に振り替えを行う方向で議論が進められましたが、前期高齢者交付金等の精算において4年間、納付金が減額され、このことによって事業費納付金が抑制されること、さらに保有している事業基金を取り崩すことで、令和2年度の税率の改正は行わず、資産割の廃止だけにとどめ、実質的に税率を下げることとしました。
 令和3年度は、新型コロナウイルス感染症が爆発的に拡大し、経済、雇用、町民の生活等に大きな影響が生じ、国保税の収入見込みが前年度の約9割程度と試算されましたが、事業基金を取り崩すことで、課税限度額、税率を据え置くこととしました。ただ、限りある事業基金に頼ってばかりでは、今後の国保事業の健全運営につながっていかず、近い将来、税率の引き上げが喫緊の課題となることは、担当職員全員が認識したところです。
 令和4年度は、引き続きコロナ禍ではありましたが、町国保運営協議会において、課税限度額、税率の引き上げについて、数パターンの試算を基に検討を重ねた結果、本町の課税限度額(96万円)を国基準(102万円)に引き上げることが必要ではあるものの、コロナ禍における生活不安に配慮し、被保険者の急激な負担増にならないように全額は引き上げず、医療分を4万円引き上げるほか、現行保険料率と標準保険料率の差が大きい医療分の均等割額(国保加入者割)を1千円、引き下げることとされました。
 なお、令和3年度の決算見込みも歳入不足が予想され、事業基金による対応が必然となり、令和5年度以降の財源不足が懸念されることから、国の動向や経済情勢を注視しながら、早期に課税限度額を国基準にするほか、事業基金の状況を確認しながら税率等を引き上げ、標準税率に近づけることが課題としてあげられました。
 令和5年度も引き続き、町の課税限度額を国基準に近づける協議を経て、後期分3万円、介護分1万円を引き上げることとし、国基準と同額となりました。
 なお、税率は、現行保険税率と標準保険料率に差はあるものの、昨今の社会、経済情勢を鑑み令和5年度は所得減となる見込みから、据え置くこととしたところです。
 これまで、町は事業基金等の活用により、課税限度額は国基準に引き上げてきたものの、税率は被保険者に寄り添うかたちで、出来る限り引き上げを行わない考えで進めてきましたが、令和6年度は、国民健康保険法施行令の一部改正等により国民健康保険法と整合性を図るほか、北海道国民健康保険運営方針の改定、令和12年度を目途に実施される保険料水準の統一に対応していくため、段階的に課税限度額を国基準に、税率を標準保険料率に準じた税率に引き上げる旨、国保運営協議会の答申を経て、町議会で可決されました。
 令和7年度税制改正大綱が決定され、課税限度額が3万円引き上げられます。近年、団塊の世代の後期高齢者医療保険への移行による国保加入者の著しい減少と、医療の高度化などによって「1人当たり医療費」が増加傾向にあります。
 これまでも、毎年収支不足が生じている現状ではありますが、必要な保険税収入の一部を、保有している事業基金で補うことで、大きな税率改正は行わず出来る限り据え置くかたちで、加入者の負担軽減を図ってきました。しかし、今後も事業基金の保有が必要な中で毎年度事業基金に頼った収支不足の解消は非常に厳しい状況となっており、このままでは将来の国保制度の健全な運営に支障が出ることが予想されます。
 町民の誰もが安心して医療の提供を受けられる、安定した国保運営の維持に向けて、早急な収支不足の解消が求められます。国保運営協議会では、「将来に負担を残してはいけない」という意見も出されています。
 引き続き、北海道が目指す「統一保険料化」を見据え、将来的な加入者負担と国保財政運営の安定化のため、的確な現状の把握と将来推計に努めていきたいと思います。

むかわ町国民健康保険税について


被保険者数
 令和6年3月末現在の国保被保険者数は、1,973人、1,212世帯で、令和3年度から令和5年度にかけて減少傾向となっております。
 また、人口に占める国保加入割合については、令和5年度で26.94%となっており、令和3年度から令和5年度にかけて減少傾向となっております。
医療費
 1人当たり医療費は、令和5年度実績で約37万円となっており、令和3年度から令和5年度にかけて増加傾向となっております。
 
ー 北の恵み ふるさと健康料理 ー

北斗市の特産 わかめ


旬の季節にお試しあれ
北斗市の海峡わかめで彩る健康生活

 
 北斗市は、北海道南西部に位置し、豊かな大地と海に恵まれた地域です。周辺海域には対馬海流や親潮(千島海流)が流れ込み、豊富な海産資源を育んでいます。不定期で開催される漁港の直売イベントでは、新鮮な魚介を求めてたくさんの人が訪れます。
 北斗市の海の特産品には、伝統漁法が続くほっき貝や、ミネラル豊富な海で育つ峩朗カキ等がありますが、中でもわかめは357トンと北斗市内でも上位の水揚げ量を誇る主力の水産物として知られています。
 北斗市の養殖わかめは、約1年サイクルで育てられ、1月より水揚げを開始し、3月に最盛期を迎えます。水揚げ後すぐに湯通しし、粗塩を混ぜ合わせ芯を抜き、食べやすく仕上げられたものが、北斗市の海峡わかめとして店頭に出回ります。乾燥わかめとは異なり、程よい柔らかさが特徴です。また、市内の学校給食にも使用されています。
 わかめは、美容と健康をサポートするミネラル、ビタミン、食物繊維が豊富な魅力的な食材です。特に水溶性食物繊維であるアルギン酸は、わかめのぬめり成分で、血圧を下げる効果も期待されています。日々の食事に取り入れることで、腸内環境を整える助けにもなります。
 今回は北斗市食生活改善協議会の皆さんにご協力いただき、おいしいとヘルシーを兼ね備えたレシピをご紹介します。旬が訪れるこの時期にぜひお試しください。

(レシピ/北斗市食生活改善協議会 文/北斗市保健福祉課健康推進係 管理栄養士 阿部光沙)

わかめ入りオムレツ













◆栄養成分(1人分)
エネルギー232kcal、たんぱく質12.8g、脂質18.7g
炭水化物4.4g、食物繊維0.6g、塩分1.3g
◆材料(4人分)
卵………………………… 6個
ロースハム……………… 4枚
玉ねぎ…………………… 中1個
パプリカ(赤)…………… 1/2個
マッシュルーム………… 3個
湯通し塩蔵わかめ……… 8g
油………………………… 適量
バター…………………… 大さじ2(24g)
塩、こしょう…………… 各少々
◆作り方
ロースハム、玉ねぎ、パプリカは1cm角に切る。マッシュルームは薄切りにする。
わかめは軽く水洗いして塩を落とし、ボウルに水を入れて5分浸し、柔らかくなったら、細かく切ってしっかりと水気を絞っておく。
油で玉ねぎをしんなりするまでよく炒めたら、ロースハム、パプリカ、マッシュルームを加えてさらに炒め、バター、塩、こしょうで味をつける。
卵を溶いて塩、こしょうで調味し、②と下ごしらえしたわかめを入れて混ぜ合わせる。
良く熱したフライパンに油をひき、一度火を止めて具材をすべて流し入れる。
蓋をして焼き上げる。(約13分程度とろ火、火を止めて5分蒸す)

わかめと挽き肉の炒め物

◆材料(4人分)
湯通し塩蔵わかめ…………………… 80g
豚挽き肉……………………………… 160g
にんにく……………………………… 24g
しょうが……………………………… 24g
長ねぎ………………………………… 40g
油……………………………………… 少々
豆板醤………………………………… 3g
しょうゆ……………………………… 16g
ごま油………………………………… 10g
白ごま………………………………… 少々
塩、こしょう………………………… 各適量



◆栄養成分(1人分)
エネルギー136kcal、たんぱく質8.4g、脂質10.6g
炭水化物4.1g、食物繊維1.4g、塩分1.3g

 
◆作り方
わかめは、軽く水洗いして塩を落とし、ボウルに水を入れて5分浸す。
柔らかくなり、わかめが広がったら水気を切って、食べやすい大きさに切る。にんにく、しょうが、長ねぎは、それぞれみじん切りにしておく。
フライパンに油をなじませて、にんにくを炒める。香りが出たら、しょうが、豆板醬を加えて炒め合わせ、豚挽き肉を入れてさらに炒める。
豚挽き肉に火が通ったら、わかめを入れて炒め、塩、こしょう、しょうゆで味をととのえる。
仕上げにごま油を加え、白ごま、長ねぎを混ぜ合わせる。
 
ー レオおばさんはレオナルド ー

高齢期の椅子からの立ち上がりに注意
「立ち上りが楽になる体操」

福岡永告子 FUKUOKA Etsuko(文) 伊藤優香 ITO Yuka(モデル) 

高齢期の立ち上がりは転倒の危険も!

 介護予防教室の中で「以前は当たり前にできていた椅子からの立ち上がりが難しくなった。」という声をよく聞きます。立ち上がり動作は生活する上でほぼ100%といっていいほど必要な動作になります。この立ち上がり動作が不自由になってくると、移動するのが大変になり、生活範囲が椅子の周辺になってしまいがちです。すると、立ち上がる機会が減り、さらに立ち上がりにくくなるといった悪循環に陥ってしまいます。さらに、転倒や椅子からの転落にも繋がり、股関節や骨盤の骨折を起こしてしまう原因となり得ます。そうならないためにはどうしたらいいのか?が今回のテーマになります。

●TUG(Timed Up and Go )Test

 TUGテストは、歩行速度、椅子からの立ち上がり、方向転換の機能を評価する方法です。カットオフ値や平均値から転倒予測などができるといわれています。

1. 椅子に深く座り、手を膝の上においた状態からスタート
2. 無理のない早さで歩き3m先の目印へ
3. 目印・目標物を回って椅子に戻ってくる
4.椅子に着座する     ※そのかかった時間を計測します。

 国立研究開発法人 国立長寿医療研究センター 老年学・社会科学研究センターが作成したTUG測定値のガイドです。

 また、介護予防の観点から運動器不安定症のcut off値(転倒のリスクが高まった状態)は11秒と設定されています。

北海道で高齢化率の高いU市の実例

 実際に介護予防教室で計測した令和5年U市のケースをご紹介します。
・U市全参加者測定157名 平均年齢80.1歳 測定値7.3秒
・U市M地区測定15名 平均年齢87.6歳 測定値9.5秒
・U市K地区測定10名 平均年齢87.7歳 測定値10.3秒
 市の全体の参加者を見ると介護予防ガイドでは「普通」、転倒のリスクは高くないという結果になりました。
 また、地域に出向いた2地区では、平均年齢が上がった分、介護予防ガイドでは「少し悪い」という結果ですが、転倒のリスクに関しては大丈夫な範囲におさまっています。
 介護予防レベルで「悪い」、そして転倒リスクが高いという結果になった2例です。
 ・A さん(女性)93歳18秒94歳23.8秒96歳測定不可(R6)
 ・Bさん(女性)84歳20秒87歳12.6秒88歳10.1秒  (R6)
 年を重ねると、歩行が安定せず、自立歩行が無理になるケースもありますが、運動教室には参加されています。
 また、年を重ねても運動を継続していくうちに、体力が戻る例もあります。
 大切なことは、測定の結果を受けて、立ち上がり、歩行、方向転換、着座の動作のどこに問題があるのか、ないのかを知り、対応していくことだと思います。

立ち上がりが楽になる体操と個人別運動プログラム

 「立ち上がりが楽になる体操」と「体幹とバランスの体操」、そして、安全な「立ち上がりの動作」をご紹介します。試してみてください。
 また、測定後結果を踏まえて、個人別のプログラムも作成しています。AさんBさんのプログラムです。継続は力です。ゆっくり年齢を重ねていってほしいと願います。
立ち上がりが楽になる体操
https://youtu.be/u6Tuag2KnF8
これまでの動画
https://k2-wellness.net/
メンバーページパスワード「Leo1989119」

個人別運動プログラム

 

今月のフィットネストーク 
小さなミスが重なり大変なことに! 

 施設管理の担当者から「何かこぼしましたか?火曜日の朝からこの状態です」見ると、ホールの床が真っ白に変色しています。前日にそのホールを使用していなかったこと、スタッフからも報告を受けていなかったことから「どうしたのでしょう⁇」と返答してしまいました。それでもと、スタッフに聞き取りをしたところ、大変なことが発覚!!月曜日午後にがマットをホール内の用具室に片づけた時にアルコール消毒セット(籠)をホールに置き忘れ、その時容器が倒れアルコール液が籠に漏れ出したようです。遅番が、消毒セットがないことに気づき、ホール内にあったセットを持ち上げた瞬間、籠からアルコール液が床にあふれ落ちでたようです。もちろん床を拭いたとのことです。火曜日の朝、が運動教室の準備の際に床が白いことに気づいたのですが前日の健診の時だろう?とマットを所定の場所に置いたため、もマットの下にある床の変色に気づかず、4日後の木曜日に床の変色が発覚。5人の小さなミスが重なり大事になりましたが、何と言っても最大のミスは責任者であるが状況を確かめずに返答したことです。金曜日、改めて謝罪に出向き状況を説明し改善策を伝えました。「ピンチはチャンス」と言いますがピンチの時はチャンスだ!とは到底思えません。しいて言えば、ピンチの経験が自分の在り方を変えるチャンスになるのかもしれません。
※床は清掃スタッフの力で復旧されました。
 

ー 市町村保健活動の実践者 ー

 平取町は、北海道の南西部、日高地方の西端に位置する、人口約4,400人の小さな町です。日本一の広さと美しさを誇るすずらん群生地や、国立公園に指定された幌尻岳など、豊かな自然が魅力です。アイヌ文化が色濃く残る町でもあり、近年では、人気漫画『ゴールデンカムイ』の実写版の撮影地として平取町を知る方もいるのではないでしょうか。また、平取町では農業も盛んで、平取和牛やトマトが特産品として有名です。中でも、私は平取町のトマトが大好きで、旨味がぎゅっとつまっており、酸味と甘みのバランスが絶妙な一度食べたら忘れられない味です。
 大学に入学するまでは保健師という職業についてよく知らず、進学した大学に保健師コースがあったことが保健師を知るきっかけでした。幅広い年齢の方と関わり、予防という視点から人々の健康を支える保健師の仕事に面白さを感じ興味を持ちました。その後、大学4年生の実習で平取町と人口がほとんど変わらない町で実習する機会をいただき、住民の方々と顔の見える関係性を築きながら、地域に根差した保健活動を行うことに魅力を感じ、小規模自治体への就職を決意しました。
 就職して1年目の年に、先輩保健師の方々のご指導のもと、健康増進計画の策定に関わらせていただく貴重な機会をいただきました。データ集めや分析など戸惑うことも多かったですが、担当業務に関する健康課題を深く理解することができました。また、様々な事業同士が関わり合って、一つの目標に向かって取り組んでいることを実感し、計画策定の重要性を学びました。この経験を通じて、より目的意識を持って業務に取り組めるようになったと感じています。
 就職してからもうすぐ2年になりますが、知識や実力不足を痛感する日々で、自分は保健師に向いていないのではないかと思うことも多々あります。しかし、やりがいも多く、健康教育で学校に赴いた際に出会ったお子さんに顔を覚えてもらえて、笑顔で声をかけてもらえた時や、町民の方にお礼を言ってもらえると悩んでいたことが吹き飛ぶくらい嬉しい気持ちになります。まだ経験年数は浅いですが、昨年度赤ちゃん訪問させていただいたご家庭のお子様が歩けるようになっていたりと、お子様の成長を一緒に感じられることもやりがいの一つです。
 保健師という仕事は色んな人の人生や価値観に触れられる素敵な職業だと思います。町民の方との関わりを通じて保健師としてだけでなく、一人の人間として学ぶことも多く、人として成長させていただいていると感じます。何か困ったことがあった時に、あの人に相談してみようかなと顔が浮かぶ、地域住民の方々に信頼される保健師を目指したいと考えています。これからも、縁もゆかりもない私を温かく迎え入れてくださった町民の方々の生活が少しでも健康で楽しいものになるよう、保健師活動を頑張っていきます。

 中標津町は北海道東部、根室管内の中部に位置している人口約22,000人の町です。基幹産業は酪農で、道内トップクラスの生乳生産量となっています。また、根室管内の中核的な都市としての機能も充実しており、大型スーパーなどの商業施設や飲食店も多く立ち並んでいるため生活しやすく住みやすい町です。空港もあり、新千歳・丘珠空港や羽田空港行きの便が運航しています。市街地から車で約10分の距離にあるため利用しやすく、観光客にも来町していただきやすい環境になっています。
 私が看護職を目指したきっかけは、母が看護師として働く姿をみていたことからでした。そして、看護について調べていくうちに、既に怪我や病気を患った方を対象とする看護師とは異なり、地域で暮らす全ての方々を対象とし、健康の維持・増進のために予防的な役割を持つ保健師という職業を知り、興味を持ちました。また、私自身人口の少ない町で育ち、幼少期から日常生活や町の行事等で保健師と関わる機会も多く仕事のイメージをしやすい環境でしたので、町民の誰もが知っていて信頼される、私もそんな保健師になりたいと思いました。
 就職して1年目は、一つ一つの業務を覚えることに精一杯でした。子どもから高齢者まで幅広い年代の方々と関わっていく中では、様々な問題が混在しているケースもあり、上手く対応することが出来ず落ち込むことも多々ありました。また、自分の一方的な支援になってしまい対象者の気持ちや悩みに寄り添った支援というのは出来ていなかったように思います。しかし、先輩方が住民の方々と関わる姿を見たり、支援に難しさを感じる度に助言をいただくことで、対象者をみる視点や関係性の築き方、保健師の役割等、一から学ばせていただきました。
 2年目になり、住民の方々から学んできたことを他の対象者への支援にも活かすことが出来るようになってきたと感じています。これは、自分自身も一人の住民として生活を送ってきたことで町のことがある程度分かるようになり、住民の生活を想像しやすくなったことも大きいと思います。また、支援に正解がないことに難しさを感じつつも、それぞれの家庭によって全く異なる生活の仕方や考え方の違いを知ることの楽しさも感じています。分からないこともまだまだ多く、日々悩みも尽きませんが、相談しやすい職場環境であることにとても感謝しています。今後も関わる方一人一人の理解を深めることを第一にしつつ、個人だけでなく地域への視点も持てるように、情報の分析や自分が見聞きして感じたことも大切にしていきたいです。
 保健師は仕事を通して学んだことを、対象者や自分自身の生活にも活かすことが出来る素晴らしい職業であると感じています。住民の方々が住み慣れた町で健康に生活していけるように貢献していきたいです。また、保健師としても人としても成長していけるように日々積極的に学ぶ姿勢を忘れず、業務に励んでいきます。

ー 令和5年度 道内市町村の国民健康保険の財政状況について ー

北海道保健福祉部健康安全局国保医療課

 令和5年度の道内市町村の国民健康保険の財政状況の速報値を取りまとめましたので、その概要について紹介します。

1 決算の状況

 道内市町村の国民健康保険の令和5年度決算収支は、収入総額が5,527億3,980万円(対前年度比0.3%減)、支出総額が5,488億6,630万円(対前年度比0.2%減)で、収支差引額は38億7,349万円(対前年度比13.7%減)の黒字となり、15年連続の黒字となっています。
 主な収入は、保険料(税)が969億7,199万円(構成比17.5%、対前年度比1.2%減)、都道府県支出金は3,923億5,658万円(構成比71.0%、対前年度比0.6%減)、一般会計繰入金は530億5,339万円(構成比9.6%、対前年度比0.2%減)となっています。
 一方、主な支出は、総務費が102億8,310万円(構成比1.9%、対前年度比7.2%減)、保険給付費が3,809億1,774万円(構成比69.4%、対前年度比0.3%減)、国民健康保険事業費納付金は1,484億7,338万円(構成比27.1%、対前年度比1.4%増)、保健事業費が50億6,694万円(構成比0.9%、対前年度比4.1%増)となっています。(第1表-1)
 収支差引額の内訳をみると、一般分が55億6,959万円の黒字、退職分が1,939万円の赤字、介護分が3億8,292万円の赤字、後期高齢者支援分が12億9,379万円の赤字となっています。(第1表-2)

2 黒字保険者・赤字保険者の状況

 令和4年度は道内全ての保険者が黒字でしたが、令和5年度は2保険者が赤字に転じた結果、前年度と比較し、赤字額は816万円の増加、黒字額は6億567万円の減少となり、収支総額は6億1,384万円の減少となっています。(第2表-1、2及び3)














   

3 財政健全化の取組み

 このように、北海道の国民健康保険の財政状況は黒字が続いておりますが、令和5年度においては新たに赤字の保険者が増加したところであり、保険者が解消・削減すべき赤字と定義される一般会計からの決算補填等目的の法定外繰入を実施したのは17保険者、金額は4億6,811万円となっており、前年度から2保険者、5,802万円の増加と、依然として厳しい財政運営が続いているものといえます。(第3表)
 このため、各保険者には、より一層の財政健全化に向けた最大限の経営努力が求められています。
 具体的には、収入に関しては、①保険料(税)の適正な賦課総額の確保、②収納率向上対策の強力な推進、③保険者努力支援制度における各評価指標について着実な加点となるような取組みの推進、支出に関しては、①特定健康診査等実施計画に沿った特定健診・特定保健指導の適正な実施、②レセプト点検事務体制の強化と点検内容の充実、③医療費分析に基づいた効果的な保健事業の実施、④適正受診のための被保険者教育指導の充実・強化、などについて、これまで以上の取組みが求められます。
 なお、これらの取組みは、国民健康保険の担当部署が、関係部署と共通認識を持ち、十分な連携のもと全庁体制で展開していくことが重要です。
 また、一般会計から決算補填等目的の法定外繰入を行っている保険者や繰上充用金が増加している保険者にあっては、赤字の解消・削減に向けた基本方針や具体的な取組内容を定め、それを着実に実行していくことが不可欠です。

4 おわりに

 今後においても、被保険者数の減少に伴う保険料(税)収入の減少や高齢化の進行に伴う医療費の自然増が見込まれるなど、国民健康保険事業運営は厳しい状況となることが予想されます。
 各保険者におかれましては、今後なお一層、収入・支出の両面において各種取組みを推進し、国民健康保険事業の運営の安定化に努めていただきますようお願いします。
 

ー 令和5年度国民健康保険のレセプト点検調査結果について(その1) ー

北海道保健福祉部健康安全局国保医療課

はじめに

 国民健康保険の事業運営は、被保険者に高齢者や低所得者が多いといった構造的な要因に加え、急速な高齢化等による1人当たり医療費水準が高いほか、加入者の所得額に対する保険料負担も著しく高くなっており、今後も極めて厳しい状況となることが予想されます。
 とりわけ北海道においては、1人当たり医療費が全国に比べて高い状況にある中、各保険者においては、国民健康保険事業の運営の安定化を図るため、レセプト(診療報酬明細書)点検調査や特定健康診査・特定保健指導の積極的な実施、後発医薬品に係る使用促進など、様々な医療費適正化対策に取り組んでいるところです。
 このたび、各保険者における令和5年度レセプト点検調査の実施状況(令和5年度診療報酬明細書点検調査実施状況報告書様式2-1)を取りまとめましたので、市町村保険者の状況について、今月と来月号の2回に分けてご紹介します。

第1 被保険者数等の状況(表1)

 令和5年度における年度平均被保険者数は99万1,754人と前年度に比べて4万7,482人の減少となっています。
 市町村へ送付されたレセプトの総枚数は1,640万1,829枚で、これにかかる診療報酬の保険者負担総額は、3,746億751万1千円でした。
 被保険者1人当たりの金額は37万7,722円、レセプト1枚当たりの金額は2万2,839円で、前年度と比較すると1人当たり金額で1万7,203円、1枚当たり金額では385円それぞれ増加しました。
 レセプト総枚数に対する項目別点検実施割合は、被保険者資格の確認、請求内容の点検ともに前年度と同数の100.00%でした。

第2 過誤調整の状況(表2)

1.被保険者資格点検調査によるもの
 被保険者資格関係の点検の結果、過誤調整した枚数、金額は5万1,645枚、14億3,360万4千円で、前年度より枚数で2,028枚、金額で5,757万7千円それぞれ増加しました。
(1)他保険者のもの
 当該保険者の被保険者であった者で、現在は他市町村の国民健康保険の被保険者であることにより過誤調整した枚数、金額は2万4,460枚、2億1,530万1千円で、前年度より枚数で8,351枚、金額で6,231万4千円それぞれ増加しました。
(2)他制度適用のもの
 以前は市町村の国民健康保険の被保険者であった者で、現在は健康保険や後期高齢者医療などの被保険者若しくは被扶養者である者、または生活保護の適用を受けている者であることにより過誤調整した枚数、金額は1万4,189枚、2億6,565万円で、前年度より枚数で4,197枚減少し、金額では124万5千円増加しました。
(3)その他
 被保険者証の記号番号の誤記・記入漏れ、被保険者氏名の誤記等のため過誤調整した枚数、金額は1万2,996枚、9億5,265万3千円で、前年度より枚数で2,126枚、金額で598万2千円それぞれ減少しました。
2.内容点検調査によるもの
 請求内容関係の点検の結果、過誤調整した枚数、金額は16万7,087枚、6億6,061万7千円で、前年度より枚数で7,620枚、金額で3,198万8千円それぞれ増加しました。
(1)請求点数誤りのもの
 健康保険法の規定による療養に要する費用の額の算定方法に基づく請求点数の誤りにより過誤調整した枚数、金額は475枚、97万9千円で、前年度より枚数で4枚、金額で48万5千円それぞれ増加しました。
(2)診療内容(妥当性)
 疾病若しくは症状から判断して投薬・検査等の必要性、または診療日数から判断して検査回数等に妥当性を欠く等の内容について、北海道国民健康保険団体連合会(以下「国保連合会」という。)に設置されている国民健康保険診療報酬審査委員会(再審査部会)に再度の考案を求め、患者の療養上、妥当または適切でないと認められたことにより過誤調整した枚数、金額は15万8,851枚、4億6,493万7千円で、前年度より枚数で9,704枚、金額で1,899万円それぞれ増加しました。
(3)その他
 横計・縦計等合計の誤り、縦覧点検の結果全部または一部重複の請求があったもの、給付対象外の疾病等について、過誤調整した枚数、金額は7,761枚、1億9,470万1千円で、前年度より枚数で2,088枚減少し、金額では1,251万3千円増加しました。

第3 再審査請求の状況(表3)

 レセプト点検により、投薬・検査等診療内容について疑義が生じ、国保連合会の国民健康保険診療報酬審査委員会(再審査部会)での再度の考案及び再審査請求を行ったレセプト枚数、金額は22万647枚、436億8,358万5千円で、前年度より枚数で18,742枚減少しましたが、金額では9億2,851万7千円増加しました。
 再審査請求により減(増)点されたものの枚数、金額は、14万9,944枚、4億8,047万1千円で、前年度より枚数で237枚、金額で3,334万3千円それぞれ増加しました。
 減点割合を枚数でみると67.96%と前年度より5.42ポイント増加しました。

第4 返納金等の調定状況(表4)

 給付発生原因関係等の点検結果により返納金(徴収金)・第三者納付金として調定した件数、金額は6,578件、41億1,965万6千円で、保険者負担総額の0.11%に相当しています。
(1)不正利得・不当利得
 不正利得・不当利得に関する件数、金額は6,095件、2億4,459万8千円で、前年度より件数で543件、金額で1,968万5千円それぞれ減少しました。
(2)交通事故
交通事故に関する件数、金額は353件、1億4,846万2千円で、前年度より件数で67件増加しましたが、金額では2,036万2千円減少しました。
(3)業務上傷病
 業務上傷病に関する件数、金額は77件、2,237万4千円で、前年度より件数で4件増加し、金額では470万8千円減少しました。
(4)公害健康被害
 公害健康被害に関する件数、金額は、令和4年度と同様に令和5年度も該当するものはありませんでした。
(5)その他返納金
 不正利得・不当利得、交通事故、業務上傷病及び公害健康被害以外のものの件数、金額は41件、422万2千円で、前年度より件数で17件増加し、金額では95万1千円減少しました。
(6)収納状況
 令和5年度に返納金(徴収金)及び第三者納付金として調定した金額のうち、収納済の金額は3億5,206万5千円で、前年度より3,457万7千円減少しました。



ー こくほ随想 ー

2025年を迎えてPDF(954.75 KB)


ー 会の動き ー

令和6年度市町村新任保健師研修会

(12月23日開催)

公衆衛生看護を担う行政保健師の役割

 令和6年度市町村新任保健師研修会を12月23日に、国保会館で開催した。

 北海道市町村保健活動連絡協議会の主催。新任保健師に市町村保健師に求められる役割や責任を認識してもらい、専門職としての自覚を高めてもらうことを目的として、市町村で勤務する1~3年目の保健師が対象となり、道内から80名の保健師が参加した。

 北海道市町村保健活動連絡協議会の岩本瑞恵会長の挨拶に続き、沼田町保健福祉課参事・西尾佳代氏が「公衆衛生看護を担う行政保健師の役割」と題して講義を行った。

 西尾氏は保健師活動で大切なことは、健康課題とその背景を紐解くことであり、町には歴史・地理的条件・住民の気質等があり、これらを踏まえて今起きている健康課題にどのように関わっていくかが重要であるとした。

 1~3年目の保健師に身に付けてほしいこととして、目の前の健康課題を川の流れに例え、これに至るまでの上流で何が起きているのか、手を打たずにいると下流でどうなってしまうのか、科学的根拠に基づいて予測を立てる基本的な思考を確立し、目の前のことだけでなくこの一連の事柄にアプローチすることを述べた。

 保健師の支援対象は個人・地域・社会全体であり、この先も公衆衛生の課題は常に発生する。個別支援のみでは健康課題の解決に限界を迎えることが多いため、個人を取り巻く環境を改善できるような視点を持って支援することが、公衆衛生看護を担う保健師の大切な役割であると強調した。

 この先の中堅期に向けた4つの視点として①専門職であり続けるための自己研鑽、②時代を読み解く習慣、③探求心、④振り返る習慣を挙げた。  

 続いて、更別村保健福祉課保健推進係保健師・佐藤咲絵氏が「保健師活動で大切にしていること~新任期を振り返って~」と題して実践報告を行った。

 新任期を振り返り、住民との関わりで学んだことについて事例紹介を交えながら報告した。住民の話を聴くことの大切さや、災害時に安否確認をすることで住民の安心に繋がることを学んだと述べた。
 また、保健師活動で大切にしていることとして、①日々の住民との関わり②住民がいつまでも元気に地域で暮らせるように支えることを挙げた。

 最後に、何かを伝えるために住民と関わるだけではなく、住民から学ばせてもらう姿勢で、楽しみながら学んでいくこと、新任期のうちにたくさん相談し、たくさんチャレンジすること、住民を大切にするためにも自分を大切にしてほしいと述べた。

 グループワークでは、「自己の活動を振り返り、自己の成長を確認するとともに、課題や悩みの解決に向けたヒントを得る」をテーマに、新任期での達成感や悩み・課題について意見を出し合い、課題の整理と解決策について話し合った。



2024年度 日本公衆衛生看護学会学術奨励賞(教育・実践部門)受賞
(1月4日表彰式)

全国の国保連合会で初めて受賞!!

 令和7年1月4日~5日に愛知県の「ウインクあいち」で、第13回日本公衆衛生看護学会学術集会が開催され、教育・実践部門において北海道国民健康保険団体連合会保健事業課 中港晶子主幹と共同実践者として同課保健活動支援係 村上絵里子係長が学術奨励賞を受賞した。

 日本公衆衛生看護学会は、2012年7月に設立され、学術奨励賞は、2015年度から現場で行われている優れた研究・実践に光を当て、公衆衛生看護の発展に寄与する優秀事例について表彰している。

 選考の基準は、①公衆衛生看護学上の活動の意義 ②活動の先見性・オリジナリティ ③活動の成果 ④活動に発展性・将来性 ⑤活動の波及効果となっている。

 本受賞は、北海道国民健康保険団体連合会による、地域特性を踏まえた適切な支援と保健事業支援・評価委員会による多層的な疾病・重症化予防、健康増進の取組やデータ分析、個別保健事業技術の向上、市町村保健師の人材育成に注力している点、保健師の就業定着や人材確保の実態調査、合同就職説明会の開催、PDCAサイクルの推進、第三者評価の仕組みづくりなど、多岐にわたる活動が評価され、全国の国保連合会で初めてこの部門での受賞に至った。
 表彰式では、活動テーマである「北海道国民健康保険団体連合会が推進する市町村保健師の人材育成と保険者支援の連動・強化」について、プレゼンテーションを行った。

 今後も市町村が保健事業を効果的に推進するための実態や課題を捉え、取組の効果測定を継続し、人材不足の中でも保健師同士がつながり協力しあう意識を醸成する等、人材育成・確保、就業定着に係る対策を連動させ、北海道等関係機関と連携し連合会ならではの取組を推進する。

 このような活動の見える化が全国の国保連合会における保険者支援の後押しとなることを期待しつつ、引き続き保険者への支援を進める。
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総務部事業振興課

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