レオおばさんはレオナルド230
高齢期の椅子からの立ち上がりに注意
「立ち上りが楽になる体操」
福岡永告子 FUKUOKA Etsuko(文) 伊藤優香 ITO Yuka(モデル)
高齢期の立ち上がりは転倒の危険も!
介護予防教室の中で「以前は当たり前にできていた椅子からの立ち上がりが難しくなった。」という声をよく聞きます。立ち上がり動作は生活する上でほぼ100%といっていいほど必要な動作になります。この立ち上がり動作が不自由になってくると、移動するのが大変になり、生活範囲が椅子の周辺になってしまいがちです。すると、立ち上がる機会が減り、さらに立ち上がりにくくなるといった悪循環に陥ってしまいます。さらに、転倒や椅子からの転落にも繋がり、股関節や骨盤の骨折を起こしてしまう原因となり得ます。そうならないためにはどうしたらいいのか?が今回のテーマになります。
●TUG(Timed Up and Go )Test
TUGテストは、歩行速度、椅子からの立ち上がり、方向転換の機能を評価する方法です。カットオフ値や平均値から転倒予測などができるといわれています。
1. 椅子に深く座り、手を膝の上においた状態からスタート
2. 無理のない早さで歩き3m先の目印へ
3. 目印・目標物を回って椅子に戻ってくる
4.椅子に着座する ※そのかかった時間を計測します。
国立研究開発法人 国立長寿医療研究センター 老年学・社会科学研究センターが作成したTUG測定値のガイドです。

また、介護予防の観点から運動器不安定症のcut off値(転倒のリスクが高まった状態)は11秒と設定されています。
北海道で高齢化率の高いU市の実例
・U市M地区測定15名 平均年齢87.6歳 測定値9.5秒
・U市K地区測定10名 平均年齢87.7歳 測定値10.3秒
また、地域に出向いた2地区では、平均年齢が上がった分、介護予防ガイドでは「少し悪い」という結果ですが、転倒のリスクに関しては大丈夫な範囲におさまっています。
介護予防レベルで「悪い」、そして転倒リスクが高いという結果になった2例です。
・A さん(女性)93歳18秒→94歳23.8秒→96歳測定不可(R6)
・Bさん(女性)84歳20秒→87歳12.6秒→88歳10.1秒 (R6)
年を重ねると、歩行が安定せず、自立歩行が無理になるケースもありますが、運動教室には参加されています。
また、年を重ねても運動を継続していくうちに、体力が戻る例もあります。
大切なことは、測定の結果を受けて、立ち上がり、歩行、方向転換、着座の動作のどこに問題があるのか、ないのかを知り、対応していくことだと思います。
立ち上がりが楽になる体操と個人別運動プログラム
また、測定後結果を踏まえて、個人別のプログラムも作成しています。AさんBさんのプログラムです。継続は力です。ゆっくり年齢を重ねていってほしいと願います。





個人別運動プログラム

今月のフィットネストーク
小さなミスが重なり大変なことに! 
施設管理の担当者から「何かこぼしましたか?火曜日の朝からこの状態です」見ると、ホールの床が真っ白に変色しています。前日にそのホールを使用していなかったこと、スタッフからも報告を受けていなかったことから「どうしたのでしょう⁇」と返答してしまいました。それでもと、スタッフに聞き取りをしたところ、大変なことが発覚!!月曜日午後にAがマットをホール内の用具室に片づけた時にアルコール消毒セット(籠)をホールに置き忘れ、その時容器が倒れアルコール液が籠に漏れ出したようです。遅番Bが、消毒セットがないことに気づき、ホール内にあったセットを持ち上げた瞬間、籠からアルコール液が床にあふれ落ちでたようです。もちろん床を拭いたとのことです。火曜日の朝、Cが運動教室の準備の際に床が白いことに気づいたのですが前日の健診の時だろう?とマットを所定の場所に置いたため、D、Eもマットの下にある床の変色に気づかず、4日後の木曜日に床の変色が発覚。5人の小さなミスが重なり大事になりましたが、何と言っても最大のミスは責任者である私が状況を確かめずに返答したことです。金曜日、改めて謝罪に出向き状況を説明し改善策を伝えました。「ピンチはチャンス」と言いますがピンチの時はチャンスだ!とは到底思えません。しいて言えば、ピンチの経験が自分の在り方を変えるチャンスになるのかもしれません。
※床は清掃スタッフの力で復旧されました。
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総務部事業振興課



