レオおばさんはレオナルド235
転倒予防体操②
福岡永告子 FUKUOKA Etsuko(文) 伊藤優香 ITO Yuka(モデル)
つまずき転倒
前回「スリップ、つまずき及びよろめきによる同一平面上の転倒」と 「階段及びステップからの転落及びその上での転倒」を比較すると、80歳以上の場合「スリップ、 つまずき及びよろめきによる同一平面上での転倒」が顕著に多いという結果が報告されたことをお伝えしました。高齢者に限らず、転倒災害は労働災害全体の約四分の一を占めるほど多く、その中でも「つまずき」によるものが多く、職場環境や心身機能の衰え、注意不足が主な原因となっているようです。今回はつまずきによる転倒を考えていきたいと思います。
つまずく理由
①ふくらはぎの筋肉の減少
「第2の心臓」とも呼ばれ、歩行時にはポンプの役目を果たし、足にたまった血液などを心臓に戻しています。このふくらはぎの筋肉を動かさないと血液が滞り、足はむくんで重くなります。そして歩きづらくなって、つまずきやすくなってしまうのです。
歩行中に股関節や膝関節を安定させる役割もあり、この筋肉が弱いと膝折れ(立っていると膝がカクッと曲がる状態)が起こってしまいます。この太ももの筋肉が減ると、膝を上げる力が弱まり、数cmの段差さえ越えにくくなります。
ウォーキングでつまずき予防
・大股歩きでふくらはぎを刺激するいつものウォーキングコースに坂道をくみこんだり、季節の良いこの時期に森林を歩いたりするのもお勧めです。
自宅でできる体操
自宅でできる転倒予防体操と、基本の筋力アップの体操(写真のみ)をご紹介します。覚えたものだけでも構いません。生活の中に体操を取り入れてください。転倒予防体操





今月のフィットネストーク
住み慣れた町を離れる
15年ちかく続いている介護予防教室では、2年前ぐらいから、住み慣れた町を離れていく方が増えてきています。子どもから「近くに引っ越してきてほしい」といわれていて「呼んでもらっているうちに行かないと…」と決心される方。「車を手放したら生活できなくなるし、雪かきも限界だし…」と利便性の高い、ケアハウスやサービス付き高齢者向け住宅に住まいを移す方。住み慣れた町を離れることへの寂しさや、新しい街になじめるかの不安は、多くの方が感じる共通の悩みだと思います。住み慣れた町には、長年の思い出や友人、馴染みの風景が詰まっています。そこを離れるという決断は決して簡単なものではありません。それでも、決断してからは本当に潔いです。私が勇断に感心していると「潔くないと前に進めないからね」、「新しい環境になじむためにも体力をつけないと‼」体力的には「2002年の高齢者は1992年の高齢者より10歳程度若返っている」(2006年「日本人高齢者における身体機能の縦断的・横断的変化に関する研究」)という研究結果もあるようです。最近のスポーツ庁の「体力・運動能力調査」でも高齢者の体は年々若返っていると出ています。体の若返りは気持ちの若さにも関係すると思います。新しい環境に適応できる体力を少しでも維持できるように、私たちができることをこれからもしていこうと思います。
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