涼風清談

士幌町は、明治31年に岐阜県からの移住団により開拓の鍬がおろされ、大正10年に当時の音更村から分村し「川上村」が誕生し、昭和37年に「士幌町」となりました。十勝の北部に位置し、大雪山系から流れ出る音更川の両岸に広がる平坦な大地を中心として、西北部には東大雪山系の東ヌプカウシヌプリを最高峰とする山岳地帯、東部には佐倉山系の丘陵と居辺川の河岸段丘地帯があります。本町の面積の6割以上が農用地で、火山灰地からなる土壌、冷涼な気候に恵まれ、“農村ユートピア”建設という大きな夢を抱きつつ農業を基幹とした町づくりを進めています。
町内には、自然豊かな「士幌高原ヌプカの里」や令和7年4月にリニューアルオープンした「しほろ温泉プラザ緑風」のほか、「道の駅ピア21しほろ」があります。道の駅では、しほろ牛を堪能できるレストランをはじめ、カフェではフライドポテト、ショップではソフトクリームなど町内の特産で作られたものであふれ、士幌町の農業の魅力を発信しています。
本町の人口は令和7年7月末現在5,630人、2,735世帯。このうち国民健康保険の加入者は1,878人、884世帯で加入率は33.35%となっています。65歳以上の加入者は634人で加入者全体の33.75%を占めており、高齢化に加え医療の高度化等により一人当たりの医療費は増加傾向にあります。
令和3年度から5か年計画とする「第6期町づくり総合計画(後期)」では、健康に対する意識づくりを促進するとともに、保健・医療・福祉を包括する「福祉村」を形成し、さらなる充実を目指しています。
町内唯一の医療機関であり、「福祉村」の中核施設としての役割を担う士幌町国民健康保険病院では、平成30年に病床数を10床削減し50床に変更しましたが、医師・看護師等の医療スタッフ不足や医療の高度化、デジタル化といった経営環境の急激な変化など、今後も厳しい状況が見込まれています。継続して安定した医療を提供していくため、令和5年3月には「士幌町国民健康保険病院経営強化プラン」を策定し、町民の健康といのちを守り、信頼と安心のある病院づくりの実践に努めています。
また、令和6年3月に策定した「士幌町国民健康保険第3期データヘルス計画及び第4期特定健康診査等実施計画」では、生活習慣病の早期発見、早期治療による重症化予防に加え、生活習慣や筋骨格系疾患予防による運動習慣づくりと健康意識向上を図るため、健康マイレージやスマホアプリを活用した「ウォークラリー」等を実施し取り組んでいます。
士幌町は、先人が“農村ユートピア”を目指した地域のたゆまぬ努力とあふれる熱意により、困難を乗り越え未来への道を切り開いてきました。今後も地域の人、産業、資源を活かした「活力のある町」と、町民誰もが安心・安全、生きがいを実感できる「真に豊かな農村しほろ」を目指してまいります。

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