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会の動き

令和7年度データヘルス推進研修会(保健事業支援・評価委員会研修会)

(9月5日Web開催)

データヘルス計画1年目の振り返り

 令和7年度データヘルス推進研修会(保健事業支援・評価委員会研修会)を9月5日、Web配信にて開催した。
 はじめに、帝京大学大学院公衆衛生学研究科教授の福田吉治氏が、「第3期データヘルス計画1年目を振り返る~個別保健事業の評価と見直しで事業の最適化を目指す~」と題して、データヘルス計画の概要や個別保健事業推進のポイントと評価の重要性などについて今後の実践に役立つ視点で講義を行った。
 福田氏は、データヘルス計画の概要では、制度的背景やスケジュール(6W2H)の観点から、関係部局や医師会等との連携体制を整理することが求められ、特に新任の担当者は計画や制度、健康課題や目的、評価指標を早期に理解する必要性を強調した。特定健診・特定保健指導は引き続き中心的事業であり、令和6年度の制度改正を踏まえた効率的な実施が求められ、個別保健事業についても、年度ごとに実施状況を整理し、評価・見直しを行うことが重要とした。
 データヘルス計画の推進に当たっては、PDCAサイクルを優先課題決定の「大きなPDCAサイクル」と、個別保健事業ごとの「小さなPDCAサイクル」に分けて考えることが有効とし、大きなサイクルは3~6年単位で中間・最終評価時に見直し、小さなサイクルは年度ごとに評価・改善を積み重ねることで大きなPDCAサイクルにつながると話した。
 特定健康診査・特定保健指導の推進ポイントでは、受診券送付から結果説明までの流れを徹底し、マーケティングの「4P」(Product・Price・Place・Promotion)の視点で受診率向上対策を見直すことを推奨した。令和6年度からプロセス評価とアウトカム評価の新たな評価制度が導入され、市町村ごとの支援パターンの工夫が成果に直結する仕組みとなっていると述べた。
 また、糖尿病性腎症重症化予防や適正受診・適正服薬などの、その他の個別保健事業についても事業の概要やフローが解説された。
 評価には、ロジックモデルやKPIの活用が推奨され、目的値の設定には「SMART」の原則が参考になるとし、評価指標や目標値は中間評価時に見直し可能であり、実現の可能性や根拠を確認しつつ、総合的に事業を評価する姿勢が求められると説明した。
 さらに、行動経済学の「ナッジ」を活用した受診促進の工夫も紹介された。デフォルト設定や選択肢の簡素化、環境デザイン、直感に訴える情報シグナルなどを通じて、強制ではなく自然に望ましい行動を促す仕組みづくりが効果的であり、特に健康無関心層へのアプローチに有効であるとした。
 講義の終盤には、行動経済学やナッジ理論を活用した健康無関心層へのアプローチや、北海道独自の評価様式の活用も紹介された。計画の理解・実施・評価・見直しを繰り返し、現場の工夫と連携を重ねることが、今後の保健事業推進の鍵であるとまとめられた。
 つづいて、恵庭市保健福祉部介護福祉課 保健師の大関優作氏が「恵庭市における健康課題解決に向けた住民意識の醸成と庁内外連携の取組~健康課題をまち全体で共有して効果的に事業を展開する~」と題して、実践報告を行った。
 

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事業部事業推進課

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