ここからサイト内共通メニュー

ここから本文です。

北海道の国保 令和7年(2025年)11月号

ー 時流 ー

健やかに老いるための生物学的メカニズム

北海道千歳リハビリテーション大学 特任教授 森  満 

 今年100歳になるので、それを機に「ロートルズ」という名前のバスケット・チームから引退するという日本人男性が報道されていた。自分はまだプレイできると思っているが、周囲の家族の助言を受けて、やめることにしたという。うらやましい限りであるが、そこまでいかなくても、健やかに老いていくことは可能なのだろうか。
 Venki Ramakrishinanの著書「老化と不死の謎に迫る」(日本経済新聞出版, 2025)では、老化の生物学的機序が多方面から論じられているが、ここではそのうちの主要な4つを紹介する。それは、年齢とともに、①体内のタンパク質に変性が起こること、②変性したタンパク質を廃棄処分するシステムに欠陥が生じること、③細胞内の染色体末端のテロメアDNAが短くなっていくこと、そして、④細胞内のミトコンドリアに損傷が起こること、である。
 一番目として、体内のタンパク質に変性が起こることの原因の一つは、タンパク質に糖分子が無秩序に付加される糖化と呼ばれる状態である。血糖値が高くなるとタンパク質の糖化が起こりやすくなり、これによって、白内障、黄斑変性症、網膜症などの目の病気や、腎臓の糸球体や尿細管の変化による腎臓の病気、末梢神経の障害などが引き起こされる。したがって、血糖値を正常に保つことが重要になる。
 二番目として、変性したタンパク質を廃棄処分することに関与するのは、ユビキチン化(欠陥のあるタンパク質に印をつけること)のシステムとプロテアソームである。プロテアソームは、家庭用ゴム処理機のように、ユビキチン化されたタンパク質を粉々にしてリサイクルに回す。老化とともにこのシステムに欠陥が生じやすくなり、神経変性疾患であるアルツハイマー病やパーキンソン病の発生につながる可能性があるという。システムに欠陥が生じる原因は分かっていない。
 三番目として、細胞が分裂を重ねることによって染色体末端のテロメアDNAが短くなっていくために、細胞分裂の回数に限界が生じるが、これをヘイフリックの限界と呼ぶ。そして、テロメアDNAが一定程度短くなると、細胞はアポトーシス(プログラムされた能動的細胞死)する。年齢とともに新しい細胞でもテロメアDNAはより早く短くなってアポトーシスしやすくなる。慢性的な睡眠不足や喫煙の習慣は、テロメアDNAをいっそう早く短くするように働き、これによって老化がさらに進行しやすくなる。
 四番目として、年齢とともに細胞内のミトコンドリアに異変が起こりやすくなり、ミトコンドリアの膜が裂けて、ミトコンドリアのDNAが細胞質に漏れ出しやすくなる。その結果、糖尿病、心不全、肝不全、聴覚の喪失などが起こるリスクが高くなるという。ミトコンドリアが損傷されることなく元気であり続けるためには、習慣的に運動をすること、日光をよく浴びること、野菜を多く摂取する食生活を行うこと、などである。
 いずれにして、運動、睡眠、食事などの生活習慣に気と付けて、できる限り以上のような老化のメカニズムが働かないようにすることが、健やかに老いることに繋がるといえる。

ー 北の恵み ふるさと健康料理63 ー

えりも町の特産 昆布


日高昆布は「食べる昆布」ヌルヌル成分でアンチエイジング!
 
 えりも町は、北海道の東南端に位置し、豊かな水産資源と雄大な自然景観に恵まれた漁業と観光の町です。また、「風極の地」と呼ばれる日本屈指の強風地帯でもあります。
 当町の漁業は、昆布漁業を筆頭にサケ、ハタハタ、カレイ、ウニ、オオズワイガニなど、1年を通して多くの魚介類の水揚げがあります。
 当町をはじめとして日高管内で漁獲されている昆布は、そのほとんどが「ミツイシコンブ」という品種で、乾燥・選別を経て「日高昆布」の名で広く流通しています。日高昆布は厚手であっても比較的柔らかく、また煮えやすいことから、佃煮や昆布巻きなどによく用いられるなど、「食べる昆布」として知られています。
 なお、当町の昆布の漁獲量は、日高管内の漁獲量(2,414トン)のうち66%(1,589トン)を占めています(※1)
 昆布には、だしのうま味成分を構成するグルタミン酸が豊富に含まれており、料理の風味を豊かにしてくれます。このため、日本食には欠かせない食材の一つと言えます。
 また、昆布は、食物繊維とミネラルが豊富で低カロリーな食材であり、健康維持や美容に役立つさまざまな栄養素が含まれています。
 昆布のヌルヌル成分であるフコイダン(水溶性食物繊維の一種)には、免疫力の向上、抗酸化作用、抗血栓作用、便秘の予防及び余分なコレステロールの体外への排出といった作用があり、「アンチエイジング食材」と言われる所以とされています。また、ミネラルであるカルシウムや鉄も豊富に含まれることから、骨粗しょう症や貧血の予防にも有効です。
 このことからも、だしをとった後の昆布も無駄なく活用し、刻んで佃煮や煮物、炊き込みご飯の具など、残さず食べることをお勧めします。
 今回は、昆布料理を2品ご紹介します。塩麹を使うことで、昆布や鶏肉がとても柔らかく食べやすくなっています。どちらも簡単に出来ますので昆布を使ってぜひ作ってみてください。
※1 令和2年版(2020)日高の水産より
(文・レシピ:えりも町役場保健福祉課 管理栄養士 柳 千夏)

きざみ昆布の五目炒め煮

◆材料(4人分)
昆布(きざみ昆布も可)    
ニンジン
ゴボウ
生シイタケ
ピーマン
豚バラ肉

しょうゆ
砂糖
めんつゆ
みりん

ごま油

12g
30g
40g
40g
1/2個(15g)
70g
120ml
大さじ2.5杯
大さじ2.5杯
大さじ1.5杯
大さじ2.5杯
大さじ1杯
大さじ1杯
◆栄養成分(1人分)
エネルギー82kcal、たんぱく質10.1g、脂質5.2g、カルシウム49.0㎎、鉄0.6㎎、食物繊維2.4g、食塩相当量0.9g
◆作り方
① 昆布は水で戻し、千切りにする。きざみ昆布の場合は水で3分ほど戻し、ざるにあげて水気を切る。
② 食材は全て細く切っておく。
③ 鍋に水を入れ昆布、人参、ごぼうを入れる。
④ ③が柔らかくなったら、次に生しいたけ・豚バラ肉・ピーマンを入れる。
⑤ 調味料を入れて、弱火で煮汁が少なくなるまで炒め煮にする。
⑥ 最後にごま油をかけて混ぜれば完成。

昆布と鶏肉の煮込み 〜塩麹風〜

◆材料(4人分)
昆布(きざみ昆布も可)    
ニンジン
鶏もも肉

塩麹(市販)
白だし(市販)
砂糖

12g
60g
2枚(300g)
1200ml
200g
大さじ4杯
大さじ1

◆栄養成分(1人分)
エネルギー116kcal、たんぱく質14.6g、脂質3.8g、カルシウム65.0㎎、鉄0.2㎎、食物繊維1.3g、食塩相当量0.7g

◆作り方
 昆布は水で戻し、千切りにする。きざみ昆布の場合は水で3分ほど戻し、ざるにあげて水気を切る。
 鶏肉はめん棒などでたたいて平らにしておく(4本分)。
 人参は1cm角に細長く切っておく(4本分)。
 鶏肉の上に昆布・人参を入れて海苔巻きのように巻いていく。
  中身が出ないようにつまようじで3ヶ所とめておく。
 鍋に水を入れ塩麹と白だしを入れる。煮立ってきたら鶏肉を入れる。
 煮込む途中で何度か裏返して、まんべんなく味が肉に染み込むようにする。
 弱火で20分煮込み冷ましておく。(冷ますことで肉が固まり包丁で切りやすくなる)
 つまようじをはずして肉を切っていく。切った断面がきれいに見えやすいように盛りつける。
  煮汁はとろみがついているので、食べる直前にソースとして肉にかけて完成。
ー レオおばさんはレオナルド239 ー

座ったままストレッチ
下半身ストレッチ

福岡永告子 FUKUOKA Etsuko(文) 伊藤優香 ITO Yuka(モデル)  

下半身ストレッチで足腰の安定性が高まる

 デスクワークなどでずっと同じ姿勢を長時間続けていると、筋肉が固まって血行が悪くなり、肩や腰の慢性的な痛みや脚のむくみなどの不調を引き起こしてしまいます。イスに座った姿勢に限らず、長時間同じ姿勢でいることは、それがたとえどんなに正しい姿勢だったとしても、好ましくありません。正しい姿勢をずっと維持することよりも、こまめに姿勢を変えたり、体を動かしたりすることの方が重要な解決策となります。
 今回は椅子に座ったままでもできる下半身のストレッチをご紹介します。ストレッチを継続していくと筋肉の柔軟性が高まり、関節の可動域が広がるため、体が動かしやすくなります。
 高齢になると筋力の低下や関節の可動域の狭小化(きょうしょうか)によって動きがぎこちなくなったり、ちょっとしたことでつまずいてしまったりします。下半身のストレッチをすることで股関節の可動域が広がり、体の中で最も大きい太ももの筋肉の動きがスムーズになることで、足腰が安定し、転倒リスクの低減にもつながります。

太もも裏、お尻はしなやかな状態をキープ

 座っている時間が長くお尻を潰している状態が続くと、血行が悪くなり硬くなる傾向があります。お尻の筋肉(大臀筋)とそれを支えている太もも裏の筋肉(ハムストリングス)も硬くなると骨盤が後ろへ引っ張られ、猫背や巻き肩を引き起こすことになります。また、お尻の硬さは、骨盤の傾きにも影響してきます。結果、不良姿勢からの腰痛やポッコリお腹の原因となります。
 ハムストリングスも椅子に座っているときは常に屈曲した状態でこの状況が続くことにより、柔軟性が低下し、筋肉が硬くなってしまいます。ハムストリングスはつってしまったり、肉離れしたりなど、損傷しやすく、柔軟性が低下すると転倒やケガなどに繋がってしまうこともあるので、要注意です。
 直立して体を前に倒したとき(前屈)、床と手が15㎝以上開いている場合はハムストリングスが硬くなっている可能性が高いといわれています。(ひとつの目安です)このハムストリングスを柔らかくするのなら、毎日ストレッチするのが一番です。
 今回、ご紹介している椅子に座ったままできるストレッチは簡単に行えるのに、効果も抜群です。ハムストリングスがしっかり伸ばされるため、血流が良くなり疲労回復やリフレッシュ効果などにも期待できます。

ストレッチのやりすぎ注意

 ストレッチは体の柔軟性を高めるために非常に有効ですが、やりすぎは逆効果になることがあります。過度に行うと筋肉を傷めたり、逆に柔軟性を低下させたりするリスクがあります。過度なストレッチは筋肉の微細な損傷を引き起こし、この損傷は、筋肉が伸ばされることによって生じるもので、特に無理に引っ張ったり、長時間同じ姿勢を保ったりすることが原因です。
 柔軟性を向上させるためには、適度な範囲でストレッチを行うことが重要です。具体的には、ストレッチの際は痛気持ち良いと感じる程度に留め、過度に引っぱらないように心がけましょう。ストレッチの時間も、1回あたり10〜30秒程度が目安とされています。
 今回、ご紹介したストレッチはどれも簡単にできます。デスクワークの空き時間やリフレッシュしたいときなどに試してみてください。

座ったままストレッチ〜下半身〜

  • ストレッチの動作は必ず痛みの出ない範囲(痛気持ち良い程度)で行いましょう。
  • 伸びている筋肉を意識しましょう。
  • 筋肉が伸びているところで10秒〜30秒キープ。呼吸は止めずに行いましょう。
 
座ったままストレッチ〜下半身〜
https://youtu.be/HKAP9zD_C2Y
簡単筋トレ
これまでの動画
https://k2-wellness.net/
メンバーページパスワード「Leo1989119」

今月のフィットネストーク 
同窓会に行く人 or 行かない人

 ここ数年の間に高校の同窓会が2回開かれました。投票により??次の同窓会は2年後2027年に決まったようです。高校が静岡だったため、予定も合わず2回とも参加できないでいます。送られてきた写真を見ると、なんとなく面影があるのは女性陣で、男性においては思い出せない人ばかりで、びっくりしました。
 美容師さんいわく「手入れの違い!いかに自分の容姿にこだわり、気を使っているか?いないかの違い!」だそうです。今、ネットでは「同窓会にふさわしい服装選び」「同窓会で盛り上がる話題とは?」などhow toものが…それと同時に「同窓会に行かない理由」「同窓会に行くメリット」などの記事もあがっています。
 興味深かったのは「同窓会に行く人の学生時代の特徴の傾向」で、①クラスやグループの中心的な存在だった②友人や仲間との強いきずなを持っていた③学業やクラブ活動に熱心だった④学生時代に積極的にかかわっていたイベントや活動があった。なるほどと思います。私の高校の同窓会の発起人の代表は、当時の「応援団 団長」です。母校の高校教師、地元公務員と地元に根づいた発起人が続きます。同窓会参加者は同窓の四分の一だったようです。全国的な同窓会の平均的参加率25%程度だそうです。日時が合えば参加したいと思います。その時まで、心身の健康と少しでも容姿が衰えないように手を抜かず、お手入れしていこうと思います💜

ー 令和7年度国民健康保険料(税)の賦課状況について(速報)ー

令和7年度国民健康保険料(税)の賦課状況について(速報)

北海道保健福祉部健康安全局国保医療課

1 はじめに

 平成30年度以降の国民健康保険制度においては、道は財政運営の責任主体として中心的な役割を担う一方で、市町村は、地域住民と身近な関係の中、資格管理や保険給付、保険料(税)率の決定・徴収、保健事業など地域におけるきめ細やかな事業を引き続き担う等、道と市町村が一体となって、国民健康保険事業を運営しています。
 また、平成30年度から全道の被保険者の医療費等を全市町村で負担する仕組みである納付金制度が導入されたことから、各市町村は、道があらかじめ通知する年度ごとの納付金の額を道に納付し、道から交付される保険給付費等交付金により医療費の財源を賄っています。
 このような中、国民健康保険財政を健全に維持するためには、引き続き保険料(税)の適正な賦課と徴収及び医療費の適正化等の収支両面にわたる経営努力が必要であり、保険料(税)の適正な賦課総額の確保は、最も基本的な要件になります。
 このたび、道内市町村における「令和7年度国民健康保険料(税)の賦課状況等に関する調査(速報)」を取りまとめましたので、その概要について紹介します。

2 一般状況

(1) 基礎賦課額分(第1表-1)
ア 保険料については、市町村の実情に応じて料制・税制を選択できます。
 道内179市町村(令和7年4月1日現在)のうち、空知中部広域連合(歌志内市、奈井江町、上砂川町、浦臼町、新十津川町、雨竜町の1市5町)及び後志広域連合(島牧村、黒松内町、蘭越町、ニセコ町、真狩村、留寿都村、喜茂別町、京極町、倶知安町、共和町、泊村、神恵内村、積丹町、古平町、仁木町、赤井川村の16町村)ではそれぞれの構成市町村ごと、大雪地区広域連合(東神楽町、東川町、美瑛町の3町)では広域連合において保険料を賦課していることから、本調査の集計の元となる市町村等の数は、177市町村等となります。
 このうち、料制採用が21市町村等(13市・7町村・1広域連合)、税制採用が156市町村(21市・113町村・空知中部広域連合構成の1市5町・後志広域連合構成の16町村)となっています。
イ 市町村等が世帯主に対して保険料を賦課することができる上限額、いわゆる賦課限度額についてですが、法定限度額は令和7年度から66万円とされています。
 賦課限度額を法定どおりとしている市町村等は全161市町村等となっています。
ウ 賦課方式については、所得割、資産割、均等割及び平等割による4方式が36市町村、所得割、均等割及び平等割による3方式が141市町村等となっています。
(2)後期高齢者支援金等賦課額分(第1表-2)
ア 後期高齢者支援金等賦課額分については、平成20年度から後期高齢者医療制度が創設され、各医療保険者が後期高齢者支援金を納付することとされたことに伴い、保険料として負担することとされているものです。
 賦課限度額について、法定限度額は、令和7年度から26万円とされています。賦課限度額を法定どおりとしている市町村等は161市町村等となっています。
イ 賦課方式については、所得割、資産割、均等割及び平等割による4方式が32市町村、所得割、均等割及び平等割による3方式が143市町村等、所得割及び均等割による2方式が2市町村となっています。
(3)介護納付金賦課額分(第1表-3)
ア 賦課限度額について、法定限度額は、令和2年度から17万円とされています。賦課限度額を法定どおりとしている市町村等は全177市町村等となっています。
イ 賦課方式については、所得割、資産割、均等割及び平等割による4方式が31市町村、所得割、均等割及び平等割による3方式が139市町村等、所得割及び均等割による2方式が7市町村となっています。
 なお、賦課方式は、例えば基礎賦課額分を4方式とし、後期高齢者支援金等賦課額分及び介護納付金賦課額分を3方式とする等、基礎賦課額分、後期高齢者支援金等賦課額分及び介護納付金賦課額分を異なる賦課方式とすることも可能です。
備考 (各表共通)
※1 広域連合は、空知中部広域連合(歌志内市、奈井江町、上砂川町、浦臼町、新十津川町、雨竜町)、大雪地区広域連合(東神楽町、東川町、美瑛町)及び後志広域連合(島牧村、黒松内町、蘭越町、ニセコ町、真狩村、留寿都村、喜茂別町、京極町、倶知安町、共和町、泊村、神恵内村、積丹町、古平町、仁木町、赤井川村)をいう。
※2 「市町村等」とは、賦課を行った市町村及び広域連合のことであり、大雪地区広域連合は、広域連合として保険料を賦課するため、1市町村等と計上している。また、空知中部広域連合及び後志広域連合は、保険税を構成市町村ごとに賦課するため、構成市町村毎に計上している。

 3 調定額等の状況

(1)基礎賦課額分+後期高齢者支援金等賦課額分(第2表-1)
 令和7年度の保険料調定額の総額は、908億6,061万円余りで、前年度と比較して0.67%増加しています。
 1世帯当たり調定額は、139,685円であり、前年度と比較して5.01%増加しています。
 市町村別では、最高額464,633円(猿払村)、最低額53,614円(上砂川町)となっています。
 被保険者1人当たり調定額は、99,364円であり、前年度と比較して6.36%増加しており、被保険者1人当たりの調定額については前年度より減少した市町村が16市町村、増加した市町村等が161市町村等となっています(第3表-1参照)。
 市町村別では、最高額200,789円(興部町)、最低額43,210円(上砂川町)となっています。
 (2)介護納付金賦課額分(第2表-2)
 令和7年度の保険料調定額の総額は、73億9,587円余りで、前年度と比較して0.83%増加しています。
 1世帯当たり調定額は、28,493円であり、前年度と比較して3.75%増加しています。
 市町村別では、最高額85,508円(大空町)、最低額12,193円(上砂川町)となっています。
 被保険者1人当たり調定額は、24,701円であり、前年度と比較して4.22%増加しており、被保険者1人当たりの調定額が前年度より減少した市町村が31市町村、増加した市町村等が146市町村等となっています(第3表-2参照)。
 市町村別では、最高額62,491円(別海町)、最低額11,177円(上砂川町)となっています。
(3)各総合振興局(振興局)別の1世帯当たり、被保険者1人当たりの保険料(税)の状況(基礎賦課額分+後期高齢者支援金等賦課額分)(第2表-3)
 1世帯当たり保険料調定額が全道平均を上回っているのは、空知、日高、檜山、留萌、宗谷、オホーツク、十勝、根室の8振興局管内となっています。被保険者1人当たりの保険料調定額が全道平均を上回っているのも、空知、日高、檜山、留萌、宗谷、オホーツク、十勝、根室の8振興局管内となっています。
 なお、双方ともに全道で一番高いのは、根室振興局管内となっています。

4 軽減世帯の状況

(1)基礎賦課額分及び後期高齢者支援金等賦課額分(第4表-1) 
 国民健康保険の被保険者は、年金生活者など低所得者が比較的多く、保険料負担が過重となる傾向があります。これを避けるため、一定の所得以下の世帯については、昭和38年度から保険料を軽減する措置が講じられています。
 
令和7年度の軽減世帯数は、前年度に比べ6.24%減少して、399,873世帯となっており、総世帯数に占める割合は61.47%で、前年度の割合と比較して1.39ポイント減少しています。
 
軽減世帯割合が40%以上である市町村等は161市町村等で、全市町村等の90.97%を占めており、最高は79.06%(歌志内市)、最低は21.58%(猿払村)となっています。
 軽減世帯割合は、平成26年度に軽減対象所得基準額が大幅に引き上げられて以降、毎年、拡大されていましたが、昨年から減少に転じています。

(2)介護納付金賦課額分(第4表-2)
 令和7年度の軽減世帯数は、前年度に比べ3.95%減少し、144,702世帯となっており、総世帯数に占める割合は55.75%で、前年度の割合と比較して0.66ポイント減少しています。
 軽減世帯割合が40%以上である市町村等は124市町村等で、全市町村等の70.06%を占めており、最高は74.38%(上砂川町)、最低は17.73%(猿払村)となっています。
備考 (各表共通)
 広域連合のうち、空知中部広域連合及び後志広域連合については、構成市町村(22市町村)ごとに記載している。
2 広域連合のうち、大雪地区広域連合については、広域連合としての賦課状況を実数で記載している。
3 軽減世帯数及び軽減世帯割合は、一般世帯(特定世帯以外の世帯をいう。)の数を記載している。

5 限度額超過世帯の状況

(1)基礎賦課額分(第5表-1)
 限度額超過世帯数は、前年度と比較して9.07%増加して、19,126世帯となっており、総世帯数に占める割合は2.94%で、前年度の割合と比較して0.36ポイント増加しています。
 限度額超過世帯割合は、5%未満となっている市町村等が87市町村等で全市町村等の49.16%を占めており、最高は32.02%(猿払村)、最低は0%(上砂川町)となっています。
(2)後期高齢者支援金等賦課額分(第5表-2)
 限度額超過世帯数は、前年度と比較して3.37%減少して、14,081世帯となっており、総世帯数に占める割合は2.16%で、前年度の割合と比較して0.01ポイント増加しています。
 限度額超過世帯割合は、5%未満となっている市町村等が108市町村等で全市町村等の61.02%を占めており、最高は27.00%(更別村)、最低は0%(歌志内市、上砂川町、初山別村の3市町村)となっています。
(3)介護納付金賦課額分(第5表-3)
 限度額超過世帯数は、前年度と比較して11.48%増加して、10,212世帯となっており、総世帯数に占める割合は3.93%で、前年度の割合と比較して0.5ポイント増加しています。
 限度額超過世帯割合は、5%未満となっている市町村等が74市町村等で全市町村等の41.81%を占めており、最高は36.02%(秩父別町)、最低は0%(三笠市、歌志内市、奥尻町、島牧村、泊村、神恵内村、上砂川町、音威子府村、初山別村、中頓別町の10市町村)となっています。
備考 (各表共通)
1 広域連合のうち、空知中部広域連合及び後志広域連合については、構成市町村(22市町村)ごとに記載している。
2 広域連合のうち、大雪地区広域連合については、広域連合としての賦課状況を実数で記載している。

6 保険料(税)率の決定状況(第6表-1、2及び3)

 保険料(税)率の決定においては、標準保険料率を参考に所得や被保険者数の動向などを踏まえ、必要な賦課総額を確保するなど、健全な事業運営が図られることを基本に決定されることが重要です。
 令和7年度における保険料率の決定状況は、5割以上の保険者が据え置いている状況です。
 今後も引き続き、被保険者の人数、世帯数、所得の動向などを踏まえ、適切に対応していくことが必要です。 
備考 (各表共通)
1 「資産割欄」は、資産割を賦課していない保険者を除く。
  また、「平等割」欄は平等割を賦課していない保険者を除く。
2 空知中部広域連合及び後志広域連合構成市町村については、構成市町村ごとに計上している。

7 おわりに

 令和6年3月に改訂しました北海道国民健康保険運営方針で、令和12年度を目途として統一保険料を目指すとともに、令和8年度までを経過期間として資産割を廃止することを明記しております。統一保険料については全道どこに住んでも所得が変わらなければ同じ保険料となることを目指すものであることから、道内の市町村が同じ賦課方式、賦課限度額であることが必要となります。
 保険料の賦課徴収に当たっては、国民健康保険財政を健全に維持していくために、また、被保険者間に公平なものとなるよう、応益割率、軽減額、賦課限度超過額の状況等を適切に勘案するとともに、被保険者の所得の把握等に厳正を期し、資格得喪を適正に処理するなど、資格管理や賦課徴収事務の適正化に向け積極的な対策を一層推進されるようお願いします。
ー 北海道と北海道議会への陳情 ー
 道の来年度予算編成を前に、本会理事らが道庁と道議会を訪問し、「国民健康保険・介護保険に関する要望書」 を10月2日付けで提出した 。要望書は北海道市長会及び北海道町村会との3者連名により要望した。
(要望内容は次のとおり)

国民健康保険制度に関する要望

1 北海道国民健康保険運営方針の見直しにあたっては、市町村の意見を十分尊重すること
 保険料の平準化や統一を進めるにあたっては、市町村と十分協議のうえ意見を尊重するとともに、市町村及び被保険者の負担が過大とならないよう国に財政措置を求めるなど、激変緩和措置を講じること。

2 国保事業費納付金等算定標準システムの機能改善については、市町村の意見を尊重し、国に対し強く要望すること

3 特定健康診査及び特定保健指導の受診率・実施率の向上や高齢者の保健事業と介護予防の一体的実施など、予防・健康づくりの取組を強化、促進するため、保健師の確保及び人材育成など、より一層の支援策や人件費を含む事業経費等に対する十分な財政措置を講じること

4 被保険者の窓口負担を軽減するため、治療用装具にかかる療養費について、受領委任制度の検討を促進し、早期に導入するよう国に対し強く要望すること
 また、受領委任制度導入までの間、北海道において代理受領にかかる事務取扱の標準化、統一化の取組を進めること


5 地方単独事業における医療費助成については、事業実施に伴う国庫負担減額調整措置を廃止するとともに、事業の重要性や必要性に応じて、国の制度として無料化するなど、国による統一的な制度を創設するよう国に対し強く要望すること
 また、国による統一的な制度ができるまでの間は、北海道が実施する北海道医療給付事業の一層の充実・強化に向け、助成対象者の拡大などの検討及び必要な予算措置を講じること


6 国民健康保険組合の運営基盤の確保と財政強化を行うこと
 国民健康保険組合の安定的な事業運営を確保するため、国庫補助の削減を目的とした見直しを行わないよう国に対し強く要望すること。

地域医療の確保に関する要望

1 医師・看護師等の確保対策を充実すること
(1)産科医・小児科医・外科医・麻酔科医等をはじめとする医師、看護師等の不足の解消や地域ごと・診療科ごとの医師偏在の是正を行うなど、地域が必要とする医師等の養成に向けた取組を着実に推進すること。
 特に、周産期医療については、安全な分娩体制が取れない深刻な地域があることから、早急に実効性のある対策を講じること。

(2)医師の確保については、地域の医療機関への医師派遣体制をさらに推進するため、北海道が中心となって、医育大学や中核病院との連携・協議する等、より一層、実効性のある各種対策を強力に進めること。

(3)看護師、助産師、薬剤師及び診療放射線技師など医療専門技術者が不足している地域に対しては、引き続き地域偏在化是正対策を講じること。

2 自治体病院・診療所に対する支援を拡充・強化すること
(1)自治体病院・診療所の再編・ネットワーク化の推進にあたっては、地域の実情を踏まえ、引き続き北海道がリーダーシップを発揮すること。
(2)救急医療体制を担っている初期・二次・三次の医療機能を十分発揮できるよう、引き続き必要な指導、調整を行うこと。

3 地域医療介護総合確保基金を有効活用すること
 地域医療介護総合確保基金については、地域の医療及び介護サービスの提供体制の整備等に有効活用されるよう、市町村等の意見を十分尊重するとともに、必要な財源を確保すること。

4 地域医療構想の実現に向けて、関係者の意見を十分尊重するとともに、必要な財源を確保すること
 地域医療構想の実現に向けて、病床機能の分化・連携、在宅医療体制の整備等を促進するため、「地域医療構想調整会議」等において地域の実情を踏まえた関係者の意見を十分尊重するとともに、将来にわたり必要な財源を確保すること。
 また、病床機能の転換によって自治体病院の経営に影響を及ぼすことのないよう財政支援策を講じること。

介護保険に関する要望

1  地域包括ケアシステムの構築は、住まい・医療・介護・予防・生活支援を一体的に提供する総合的な地域づくりであり、関係機関との連携が必要不可欠であることから、北海道をあげた取組として推進すること

2 高齢化の進行に伴う要介護者の増加に加え、認知症高齢者等に対応する質の高い介護人材の安定的確保が喫緊の課題となっていることから、地域医療介護総合確保基金の拡充など十分な措置を講じること

3 居宅介護支援事業所の指定権限の市町村への移譲に伴い、事務の負担を軽減するため、早期に指定市町村事務受託法人の事務の範囲を拡大し、受託可能な法人を指定する取組を推進すること
また、指導監督業務を円滑に進めるため、市町村職員への研修を実施するなど、適切な指導監督業務を行うための支援を強化すること

 
4  介護サービス利用者負担軽減事業の間接補助事業の交付手続きについて、事業者等の実態に即した運用がなされるよう国に確認の上、他の都府県と同様に出納閉鎖期間中における補助金申請の手続きを行うなど、市町村や事業者に過大な負担を生じさせないよう見直しを行うこと
ー こくほ随想 ー
 出産の保険適用PDF(768.24 KB)
ー 会の動き ー

介護サービス苦情相談担当者研修会
(10月3日開催)

炎上させない苦情相談窓口対応を学ぶ

 介護サービス苦情相談担当者研修会を10月3日に国保会館で参集により開催した。
 はじめに、本会の熊谷審査部長が「地域の高齢者が重度な介護状態になっても住み慣れた地域で、自分らしい暮らしを人生の最後まで続けることができるよう、地域包括ケアシステムの構築が重要であり、高齢者が地域で安心して暮らすことのできる社会の実現に向けて、介護保険制度における苦情処理は、これまで以上に真摯に対応することが必要不可欠である。苦情相談については、地域で一番身近な市町村や地域包括支援センターなどに寄せられているが、本日出席の方々は、多種多様な住民サービスや各種事業の業務に追われ、同時に介護サービスの苦情相談の対応と大変な苦労をしており、本研修会は窓口対応に役立てられる内容であるので、積極的に臨んでいただきたい」と挨拶した。
 研修会の講師は、しのコーポレーション代表の濱島しのぶ氏。全日空の客室乗務員や特別養護老人ホームに従事した経歴があり、介護現場の経験や見識による生きた接遇マナーに基づいた苦情相談対応におけるコミュニケーション技術の習得ため、ロールプレイを中心とした研修であった。
 苦情が起こる要因で最も多いのは、意図が伝わらないコミュニケーション不足であり、相手に伝える能力はトレーニングで改善できると説明があった。苦情処理の上手な人は論理的に伝えられる人であるが、苦手意識のある人は自身の“素”で対応するのではなく、苦情相談が上手な身近な人やタレントなど、はっきりイメージできるその人になりきって表情、身振り、口調を思い浮かべて真似て対応するモデリングを実践することが有効である。そうすることで、苦情処理時に自身の感情に左右されずに対応が可能となり、話してはいけないNGワードを発言しなくなり、炎上させることを防げるとのこと。
 研修では、このモデリングを用いてそれぞれ真似るモデルの人物をイメージしてロールプレイを行った。また、苦情対応に必要な要素は相手の感情に向き合う力であり、頭の柔らかさであることや初期対応で配慮の欠ける言動により炎上するなどの注意点の助言があり、様々なロールプレイの後には、自身が気づいたことのグループワークなども行った。

令和7年 第2・3回臨時総会、第6回理事会

山本理事長再任、新役員体制決定

 令和7年第2回臨時総会を書面表決で行い、任期満了に伴う役員の選任について、9月22日付けで原案通り可決し、新しい理事、監事を選出した。
 役員選考では、選考委員会(書面開催)の石塚隆委員長(新篠津村長)より理事27人、監事4人の候補者について報告があり、臨時総会において決定した。
 後日開催した理事協議会で理事長に山本邦彦氏、副理事長に秋元克広札幌市長、小林生吉中頓別町長=いずれも再=、宮坂尚市朗厚真町長=新=の3氏、常務理事に鳴海拓史氏=新=を互選し、同時に書面にて開催した監事協議会では、常勤監事に鵜川和彦氏=新=を互選し、任期2年間の新役員体制を決めた。

国保審査支払手数料据え置きなど可決

 令和7年第6回理事会が10月2日に国保会館で開かれ、これに続いて令和7年第3回臨時総会を書面表決にて行い、令和8年度から10年度までの一般負担金(保険者割額217,000円、被保険者割額134円)、国民健康保険審査支払手数料等単価(現行54.4円)及び保険者事務共同電算処理手数料単価(同28.7円)、後期高齢者医療審査支払手数料等単価(同74.2円)、特定健診等データ管理手数料単価(同370.0円)、介護給付費等審査支払手数料単価(同59.0円)、障害介護給付費等審査支払手数料単価(同132.0円)の据え置きについて、10月20日付けで原案通り可決した。
 審査支払手数料等単価の据え置きについて、山本邦彦理事長は第6回理事会の冒頭で、「クラウド利用料等として国保中央会に支払うシステム運用負担金が高額であることが主な要因として、多くの会計で収支がマイナスとなる見込みであり、決算残金を令和8年度以降に活用するほか、財政調整基金積立資産等の一部充当等の方策を講じることで、収支均衡を図ることができるため、現行単価に据え置きとさせていただきたい。」と述べた。
 

国や北海道に対する要望事項承認

 同理事会においては、国や道への要望事項などを承認した。
 山本邦彦理事長は現在の国保連合会を取り巻く状況について、「自己負担限度額の引上げを含む高額療養費制度の見直し、国保総合システムのクラウド化に伴う保守・運用経費、支払基金システムと共同利用するための開発経費など、国の方針により増える経費については、国が財政措置するよう、北海道、市長会、町村会をはじめ、関係団体と連携強化を更に図りながら、引き続き強く要望してまいりたい。」と挨拶した。
 承認された要望事項は、国保財政安定のための財政支援の拡充・強化や、医療費適正化の推進に向けた支援拡充、また、医師・看護師等の確保に対するものが主な内容。介護保険についても介護従事者の確保対策を充実することなどの要望が盛り込まれた。
 国保総合システムは、令和3年3月に厚生労働省・支払基金・国保中央会の三者で策定した改革工程表に基づく第二段階の対応として、支払基金と審査領域を共同利用するためのシステム開発について協議・検討が行われており、国の方針によるシステムの更改やクラウド化による拡大する運用経費については、保険者や被保険者に追加負担を求めることがないよう、国の責任において必要な財政措置を要望した。
 国に対しては、前年までの要望事項に加え、「生活保護受給者に対する医療の給付については、今後とも生活保護制度において国が責任を果たすこと。」、「高額療養費制度の見直しに際し、各保険者のシステム改修等に要する期間に十分配慮し、その経費について必要な財政措置を講じること。」等が新たに要望される。
 また、道に対する要望では、「介護サービス利用者負担軽減事業の間接補助事業の交付手続きについて、事業者等の実態に即した運用がなされるよう国に確認の上、他の都府県と同様に出納閉鎖期間中における補助金申請の手続きを行うなど、市町村や事業者に過大な負担を生じさせないよう見直しを行うこと」が新規に加えられた。
 連合会表彰に関しては、国保事業の推進に著しい功績があった看護師、国保運営協議会委員ら計22人を表彰することが承認された。
 

公 告 

規則第2号PDF(84.16 KB)
規則第3号PDF(85.54 KB)
規則第4号PDF(85.52 KB)
規則第5号PDF(85.23 KB)
規則第6号PDF(85.68 KB)
規則第7号PDF(86.07 KB)
規則第8号PDF(71.65 KB)
規則第9号PDF(83.09 KB)
規則第10号PDF(83.22 KB)
規則第11号PDF(82.34 KB)
規則第12号PDF(83.22 KB)
規則第13号PDF(84.62 KB)
Get Adobe Reader web logo
PDFファイルをご覧になるには、Adobe Readerが必要です。
Adobe Readerをお持ちでない場合は、左の"Get AdobeReader"アイコンをクリックしてください。

お問い合わせ

事業部事業推進課

本文ここまで

ここからフッターメニュー

ページの先頭へ戻る