新春随想

新年あけましておめでとうございます。皆様におかれましてはお健やかに初春をお迎えのこととお喜び申し上げます。
遠軽町は、北海道の北東部、オホーツク管内のほぼ中央、内陸側に位置しており、東西47km、南北46kmにわたる緑豊かなまちです。小麦・てん菜・馬鈴しょを基幹作物とした畑作、酪農を中心に農業生産を行っています。
本町の総面積は、133,245ha(全国の町村2位)で、そのうち森林面積は、町総面積の88%を占める117,175ha(令和5年度北海道林業統計:全道の市町村1位)で、森林に関連する産業も盛んです。ピアノの心臓部ともいえる響板の製造で国内シェア70%を超える生産量を産出する株式会社ヤマハミュージッククラフト北海道では多くの雇用創出を生み出し、かつて木材の運搬に活躍した森林鉄道蒸気機関車「雨宮21号」を中心とした丸瀬布いこいの森や、オホーツクの玄関口として魅力を発信する「道の駅遠軽森のオホーツク」は、毎年多くの方にご利用いただいている観光スポットです。
遠軽の歴史は、明治29年1月、北海道同志教育会の創立によって開かれました。当時は北見国紋別郡湧別村の一部でしたが、明治43年に湧別村から上湧別村へ分村、そして大正8年に上湧別町から分村し遠軽村が誕生しました。その後、一時は分村していた旧生田原町、丸瀬布町、白滝村が、平成17年再び一つとなり、新遠軽町が誕生し昨年は合併20年の節目の年でした。
合併事業としてお披露目されたのが、新しいカントリーサインです。町内外から多くの応募があり、選考の結果、地域の魅力が集約されたものとなりました。町の中心部にそびえたつ「瞰望岩」、「木のおもちゃ」で作成した森林鉄道蒸気機関車「雨宮21号」、そして北海道2例目の国宝に指定され白滝ジオパークに展示している「黒曜石」が描かれています。町の宝をひとまとめにしたカントリーサインは、未来へつなぐの新たな町の顔として末永く愛されることと願っております。
さて、医療についてですが、本町の人口は、令和7年11月末現在で、17,138人、世帯数は9,476世帯です。このうち国民健康保険の被保険者数は3,109人、世帯数は2,212世帯で、加入率は18.14%となっています。また、国民健康保険の被保険者のうち前期高齢者数は1,588人で、全体の51.1%を占めており、被保険者の減少と高齢化が進んでいます。しかしながら、一人当たりの医療費は毎年増加傾向にあり、医療費の適正化及び保健事業等の推進を図る必要があると考えております。
医療費適正化対策の推進として、レセプト点検専門員を配置し、内容点検・縦覧点検の充実強化を行い、特定健診・特定保健指導事業の推進として、生活習慣病の発症予防・重症化予防に着目し、地域医療機関等と連携を強め、安定した実施体制の整備に努めていきます。
本町には、遠軽紋別地方の地域センター病院であるJA北海道厚生連遠軽厚生病院があります。持続的な医療体制の構築のため、地域医療、高度専門医療及び救急医療を安定し受けることができるこの病院は、地域で暮らし続ける上で欠かすことはできません。「産業・医療・教育」が互いに支えあい、町民が安心して働き、誰もが元気で充実した暮らしが送れるまちづくりを推進してまいります。
結びとなりますが、本年が皆様にとりまして健康で笑顔に満ちた素晴らしい年となりますことを心より祈念申し上げ、新年の挨拶とさせていただきます。


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