レオおばさんはレオナルド245
「誰でも安全に、確実に効かせられる!」
ボール体操②
福岡永告子 FUKUOKA Etsuko(文) 伊藤優香 ITO Yuka(モデル)
椅子に座ったままでできる軽い筋力トレーニング
さらに、左右交互の動きやひねり動作は、体幹の安定性を高め、転倒予防や歩行の安定につながる重要な要素です。呼吸を意識しながら行うことで、リラックス効果が生まれ、心身の緊張をやわらげる働きもあります。
6月の気候にも適している
北海道の6月は、朝晩がまだひんやりとし、日中との寒暖差が大きい時期です。この気候は体がこわばりやすく、肩まわりや背中の筋肉が固くなりやすい季節でもあります。ボール体操のようにゆっくりと筋肉を温めながら動かす運動は、こうした季節特有のこわばりをやわらげ、血行を促すうえで非常に効果的です。また、梅雨がない北海道でも、6月は天候が変わりやすく外出が難しい日もあるため、室内で安全にできるボール体操は継続しやすい健康法として大きな価値があります。
健康体操教室にも積極的に参加しましょう!
ボールを使った健康体操教室は各自治体でも開かれています。
機会を見つけてぜひ、参加してみましょう。
ボール体操②





今月のフィットネストーク 
続いていく日々の中で
70代後半の女性がこぼした「生活が物足りない」というひと言。 その奥にある静かな思いに触れた日でした。
「なんだかね、生活が物足りないのさ。」 体操教室の個人面談の中、70代後半の女性がそうつぶやきました。夫を亡くして一年。季節は巡っても、心の中の空白だけは埋まらないのでしょうか。「朝起きても、湯のみが一つでいいの。あれがね、どうにも慣れなくて。」 長い年月を共にした相手がいなくなるということは、ただ一人になるという意味ではなく、誰かのためにお茶を淹れ、歩幅を合わせ、好きな番組にチャンネルを合わせる─そんな小さな役割が日々のリズムをつくっていたのだと想像します。
そのリズムが途切れたとき、人は「自由」ではなく「空白」を感じるのかもしれません。けれど「物足りない」という言葉には、寂しさだけではない響きがあるように感じました。まだ何かを求めている、まだ日々を味わいたいという、希望が残っているような…。 体操の時間、彼女は誰よりも丁寧に誠実に動かれています。人は誰かと同じ空間にいるだけで、心の温度が少し上がることがあります。会話をしなくても、ただ同じ方向に身体を動かすだけで、孤独の輪郭がやわらぐことがあると、運動を指導しながら感じています。
「ここに来るとホッとするのさ。」 その言葉に、私は少し救われました。教室が外の世界とつながる小さな機会になっているのなら、それだけで十分だと思えました。 教室終了後、「また来週ね」「これからもよろしくね」と手を振る後ろ姿に、物足りなさを抱えながら、それでも歩き続ける姿に、静かな強さを感じました。 私の好きなアーティストの♪Life goes on♪を、帰り道にそっと聴いてみようと思いました。
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