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涼風清談

 共和町は、後志管内の北西、積丹半島の付け根に位置しています。三方を山に囲まれ西方が日本海に面している地形のため、夏は温暖でやや雨量が多く、冬は強い季節風により積雪は平野部で1m程ですが、4月以降の気温の上昇は早く、稲作・畑作条件に恵まれています。
 まちの歴史は安政4年に徳川幕府直轄の開墾場として「御手作場(おてさくば)」を設けたのがはじまりで、昭和30年に3つの村(小沢村、前田村、発足村)が合併し共和村が誕生すると、総人口も14,403人とピークを迎え、昭和46年には町制施行され、現在の共和町となりました。
 共和町の基幹産業は農業です。温暖な気候と肥よくな台地に恵まれた共和町は、古くから道央の米どころとして栄えており、道外でも人気の高い「ななつぼし」「ゆめぴりか」などが生産されています。ふるさと納税の数ある返礼品の中でも人気の高いものとなっています。また、農産物の「らいでんブランド」は高い品質基準を保つため、スイカとメロンの集出荷選果施設において、糖度や品質などを確認できる光センサーを導入しています。こういった最先端の技術導入による徹底した品質管理により市場や消費者からの信頼は厚く、令和8年の初競りではスイカ、メロンともに過去最高値を記録しています。
 今、共和町は令和9年7月に開業予定の道の駅「かかしの郷 きょうわ」、令和10年度開校予定の義務教育学校「きょうわ学園」完成に力を注いでいます。町民はもちろん、町に関係する国内外の多くの方々の協力をいただきながら、魅力にあふれた施設になるよう工夫を凝らしています。加えて、倶知安余市道路「共和IC(仮称)」開通も見据えており、地域医療の抱える課題の一つである、医療従事者および医療機関の都市部偏在化の解決に向けて、高規格道路の延伸により交通アクセスが改善することで、都市部への通院等、治療の選択肢が広がることを期待しています。
 本町の人口は令和8年5月末現在5,208人、2,755世帯で、このうち国民健康保険の加入者は農業者を中心に1,152人、676世帯となっています。人口減少に伴い被保険者数も年々減少していますが、年齢構成別に見ると未就学児が占める割合が増加傾向にあることは当町の強みと言えるでしょう。道内一番の高い出生率を誇っている本町ではありますが、特に出産・子育ての環境充実に向けては、町独自の施策の多岐にわたる展開を目指しています。
 健康づくりへの取り組みとして、国民健康保険被保険者の特定健診および各種がん検診無償化を令和8年度から実現しました。当町の死因別死亡者数を見ると「悪性新生物(がん)」による死亡者数が最も多い結果となっているため、がん検診を受ける際のハードルを少しでも下げることで、がんの早期発見・早期治療につながればと考えております。
 令和6年3月に策定した「共和町第3期国民健康保険データヘルス計画」についても中間評価の時期に差し掛かっています。生活習慣病予防や介護予防、医療費適正化に至るまで、課題は多岐に亘りますが、町民の健康増進のため、関係部署の連携により取り組みを進めてまいります。

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事業部事業推進課

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